●更新日 03/05●


Twitterで歌詞をつぶやいたらJASRAC使用料が!?


ユーザーが個々のつぶやき(ツイート)を投稿することでコミュニケーションをとれるTwitter(ツイッター)のサービス。数々の書籍も出たり、著名人や政治家が利用するなどして、最近話題にのぼることが多い。
そんなTwitterで、歌詞をつぶやくと日本音楽著作権協会(JASRAC)から使用料の取立てが来る! という話が出回ってちょっとした騒動になっているようだ。

発端は、2月28日にニコニコ動画にて行われた「ニコニコ生放送」のようである。

ニコニコ生放送告知画面

二次創作を語る上で避けては通れない著作権問題。
二次創作オンラインワークショップ生放送第三回はJASRAC『菅原常務理事』がニコニコユーザーの質問に何でもお答えいたします。
著作権に関して、二次創作に関してなどなどご質問をどしどしお寄せください。
JASRACの秘密が、今明らかに!

それによれば「Twitterで歌詞をつぶやいた(記載した)場合も、原則としてHPなどに歌詞を載せた場合と同じで著作権法に抵触する」ということだったのだが、それが「歌詞をつぶやいたらJASRACが〜〜」という風に伝わったもののようである。実際のところTwitterで歌詞をつぶやいた場合の使用料について、JASRACではまだ決まっていないらしい。

JASRAC
代々木上原のJASRAC

某音楽出版社に勤める方に、今回の件について話を聞いたところ
「JASRACが使用料を徴収するといっても、包括的なものになるだろう」
「個々のつぶやきでJASRACに著作権のある歌詞を使用したからといって、それに対してそれぞれ個別に徴収ということにはならず、Twitter全体でまとめていくら、という風になるのでは」
とのこと。
ただ、実際問題としてその徴収金額をいくらにするかとか、徴収の方法とかをどのように行っていくのかはわからないという。
「ウチの(JASRACに権利を委託している)楽曲の歌詞が使われて、そしてJASRACがまとめて使用料を徴収したとしても、使用された頻度に応じて料金が配分されるということはまずないだろう」
とのことで、JASRACがTwitterに対してどういった対応をとるにせよ、歌詞の権利者に公平にお金が分配されるというのは現状では厳しいのではないか、というのが現状のようである。

いずれにせよ、今のところは歌詞をつぶやいてもJASRACが取立てに来るなんてことはないようだが……。



探偵O



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