●更新日 09/12●


Amazonギフト券を不正入手する祭り、予想外の展開に


ネット上の無料キャンペーンに人々が押し寄せる現象が、またもや発生した。

今回ターゲットとなったのは、「節約ちゃん」の「宝探しキャンペーン」。説明によると、キャンペーンのバナーが「金のブタちゃん」に変化することがあるという。それを見つけてクリックすると、パスワード認証画面が現れる。そのパスワードを報告用のページに入力することで、フォームが表示される。そこに名前やメールアドレスを記入して応募すると、Amazonのギフト券1000円分がもらえる。


キャンペーン画面


2009年9月12日の午前2時、「【乞食速報】Amazonギフト券 1000円プレゼント」というスレッドが2ちゃんねるのニュース速報に立った。スレッドを立てた人物は、キャンペーンHPの文章のコピーと当該のURLと共に、当たりの「金のブタちゃん」が出現した画面をキャプチャーした画像を貼り付けた。

驚くべきことに、スレッドに二番目に書き込んだ人物は、当たりのページのURLを掲載。その下にも複数のURLを羅列し、「どうみても同じ。あとはわかるな?感謝しろカス共」と書いている。この書き込みを見た人々は、直ちに行動に出た。一人で何度も応募を繰り返した人物も、少なくないようだ。応募後に、ギフト券の送付を告知するメールが送られてきたことを報告する人々が続出した。この件を早速取り上げるブログも出現し、大量に応募した結果を示す画像を掲載している。


大量の応募受付メール


ただし、キャンペーンHPには以下のように記されている。「ご応募は、お1人様につき1回までとさせていただきます。不正行為が発覚した場合プレゼントの贈呈は取り消されます」。また、賞品の送付はキャンペーン終了後になるそうで、祭りの影響で応募が無効になる可能性もあるのではないかという声もあった。

そして、祭りは予想外の展開に。「懸賞navi」の9月2日の登録内容によると、抽選方式で50名の当選だという。だが、人々に続々と届いたメールの内容は、当選を告げているように読める。当選者がクチコミ情報を投稿すると抽選で更にギフト券がもらえるキャンペーンもあり、上記の50名はこちらを指している可能性もあるかもしれない。


「懸賞navi」画面


当選人数がどのように設定されているのか、現時点では不明だ。キャンペーン内容に疑問点が生じたり内容が変更になったりすると、抗議や問い合わせのメールを送る人々が続出するが、今回もそういう流れになるのだろうか。



探偵T



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