●更新日 06/07●


法政大准教授が児童ポルノ所持をHPで宣言して騒然!


法政大学准教授の白田秀彰氏が自身のHPで児童ポルノ所持を宣言し、注目を集めている。

今回話題になっているのは、白田氏のHPの「単純所持宣言 / その他、性規制について」。児童ポルノの単純所持を違法化する動きに対する問題提起として書かれたものだ。

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冒頭の宣言によると、白田氏は現在、児童ポルノに該当する写真集を1冊所有しているという。この問題の当事者になるために意図的に、児童ポルノとされる写真集を古書店で購入してきたそうだ。2001年まで完全に合法であり一般書店で販売されていたはずのものが、現状では全く異なる扱いを受けていると、白田氏は記す。

ただし、暴力表現についてはより厳格な規制が必要であり、性的暴力に対しても厳しい批判と処罰が必要であると論じる。暴力表現のない性表現を、そうした暴力性のあるものと同列に扱うことは妥当なのか、というわけだ。

裸体は反社会的なのか、身体への強い興味は生物として自然ではないか、これが白田氏の問いかけだ。テレビや雑誌には数多くの性関連の表現があり、その市場の規模から考えても、国民の大半が規制に賛成しているとは言いがたいのではないかと述べる。

そして、国民の代表である国会議員が、自身の価値観のみに基づいて違法化を唱えるのなら、国民の支持を欠いた公私混同であると、強く非難する。更に、規制の理由が諸外国の風潮に従うというものであるとすれば、「国民の信託のもとに活動すべき国会議員の発想としては、背任的なものではないか」、「まるで属国の悲哀そのものだ」と批判している。

また、歴史的考察や海外との比較を通じて、なぜ18歳までを児童としなければならないのか、その根拠はあるのかと、白田氏は問う。規制の理由の一つとされる「青少年の健全育成」についても、性関連の表現を青少年から遠ざけたり性的欲求を抑圧したりすることで、理性によって自身を制御できる「健全な」人間は育つだろうかという。

白田氏はコスプレ好きとしても有名で、NHKの「ザ☆ネットスター」にもコスプレ姿で登場した。

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HPでは出演時の様子や心境を、大学教員のお堅いイメージとは無縁な文体で記している。一方で上記のような硬派な議論も展開しており、そのギャップも人気の秘訣だろうか。

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白田氏の主張は、児童ポルノの是非にとどまらず、我々の性全般に関する問題提起だ。誰にとっても他人事としては片付けられない事柄だろう。



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