工事業者が依頼者の個人情報をＴｗｉｔｔｅｒに公開しているとの情報が、読者から寄せられた。問題視されたのは、２０１６年２月８日のツイートである。女性が作業に使用している机の上やその周辺を撮影した動画を掲載したのだが、その冒頭に給水装置の承認申込書が映る場面があった。

その場面では、書類に記載された申込者の氏名や住所など、個人情報がはっきりと映っている。その１０日後には、仕事のパートナーでもある、交際中の男性とのＬＩＮＥでのやりとりをキャプチャーした画像を掲載。そこにも、依頼者の住所に関する情報が書かれていた。



また、女性は各種の盗撮画像も公開していた。「かれこれ３０分くらい遺影みたいのに話しかけてるお婆ちゃん。今、パックのおいしい牛乳をかけ始めたんだけど、飲ませてるのかな？（；ｏ；）」。飲食店で他の客から「あの人パスタ頼んでるあり得ない」と言われたそうで、相手を盗撮して「水商売糞ばばぁ」と罵倒したこともある。



過去のツイートを見ると、業務で作成した図面を撮影した画像が多数掲載されていた。その中には、女性が関わっている施工業者や、その業者に関連業務を委託している建設会社の名称などが写っているものもあった。また、各種の画像から、女性の氏名や身内の未成年飲酒なども判明した。

先述の建設会社に尋ねたところ、本件については全く把握していなかったようだ。自社が委託している業者の関係者が、業務に関わる図面や依頼者の個人情報等を公開しているとは全く知らなかったそうで、非常に驚いている様子だった。そこで、問題視された内容をその場で確認してもらった。

当サイトから提供した情報に基づいて、社内の担当部署にて詳細を調べるという。その上で、今後の対応を進めるとのことである。

その他の証拠画像は、こちら

※モザイク加工は当サイトによるもの



高橋