民主党の蓮舫議員が、２０１０年の参院選での選挙運動にて使用したＴシャツや幟旗が公職選挙法に違反するのではないかと指摘されたことを、一昨日の記事で扱った。本件を蓮舫議員に問い質そうとする人々が続出。すると、蓮舫議員は「暇のある方の多いこと．．．」とツイートして物議を醸した。


騒動の影響は、各方面に波及している。蓮舫議員の疑惑のまとめ画像の右下に、有田芳生議員の選挙運動の画像が含まれていた。当サイトが東京都選挙管理委員会に確認したところ、公職選挙法に抵触するのは、選挙運動の「手段」としてＴシャツや幟旗を使う場合であるという。それらが候補者への投票を促すものと見なされれば、違法になる。


蓮舫議員の場合、「政権交代」と書かれたＴシャツや、本人のシルエットと「ＳＨＩＷＡＫＥ」という文字が入った幟旗は、民主党や候補者を連想させると指摘された。一方、有田議員のスタッフのＴシャツには「とことん現場主義」と書かれていた。「元気な日本を復活させる」という幟旗は、有田議員個人のものではなく、当時の民主党のキャッチフレーズだ。

蓮舫議員の選挙運動の動画を撮影した「やまと新聞」は当時、選挙運動中の有田議員にＴシャツや幟旗について尋ね、記事を配信している。有田議員に公職選挙法違反の可能性を問うと、道端に呼ばれて口論になったという。違法性の有無は、選挙管理委員会が判断する事柄であると、有田議員は述べたそうだ。


１０月２２日、当サイトでは有田議員の事務所に取材した。応対した職員は、今回の件を知らなかったと述べた。参院選の時はまだ事務所にいなかったので、当時のことは分からないという。広報担当の職員は外出中だというが、やはり参院選後に着任した人物だそうだ。そのため、事務所として本件に回答することはできないとのことだった。

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高橋