●更新日 12/09●

石原真理子Q&A in 外国特派員協会


Q、日本の暴力団と芸能界の関係について
:そういうことについて触れてはいけないと言われているんで……。
だけど、私は以前にヤクザのガールフレンドを演じたことがあります。
それくらいしか申し上げられません。


Q、日本の暴力団と芸能界の関係については、ご存じないからお答えできないんでしょうか?
それとも言いたくないのでしょうか?

:とりあえず、事前に「それについては触れてはいけない」と言われましたので……。
トリックでそういう質問が出たのか分からないんですが、、、誰か助けていただきたいと思っております(笑)


Q、先ほど暗黙のルールが日本にはあると言っておりましたが、暗黙のルールの1つには、この業界で活躍を続けるのであれば、やっぱり秘密を守るっていうのも1つのルールではないかと思います。
この本の出版前には、圧力・脅しなどはございましたでしょうか?
この本を出したことで一般の関係者も怒っているというふうに聞くわけでございます。
イニシャルで「K」と表記している人物は歌手の近藤真彦との報道はどうですか?

:最後の質問に関しましては、はっきりお答えすることはできません。


Q、先ほどのスピーチでいろいろご苦労なされたとのことですが、セラピーやカウンセリングは受けましたか?
:そういったセラピーは一切受けていません。
私は自分で答えを見出したわけです。
どうやって答えを見出したかというと、自分の考え方を変えたということ、ネガティブ思考からプラス思考に変えたわけです。
つまり、どんな考えを持っていたとしても命は続くわけで、どうせ生きるのなら前向きに生きようと思った。
自殺を考えるような人間というのは、生きるか死ぬかの2つの選択が目の前にある。
私はある日、死ぬというオプションを考えないと決めたので、どうせ生きるなら前向きに生きようと思いました。
もちろん沢山の本も読みました。その本によって勇気づけられたわけです。


Q、悩んでいたときは宗教を考えたときはあるか?
:人生のなかである時期、宗教に入っていました。


Q、15年間アメリカにいた間はどういうふうに生活なさったんでしょうか。
お仕事はどうしましたか?

:アメリカに移る前は日本で約10年間仕事してお金を貯めましたので、そんなにアメリカで働かなくてはならないというわけではありませんでした。
やはり昔から大学に行きたいという夢を抱いておりました。
で、アメリカに行きまして勉強させていただきました。
卒業した後は、演技をしたいという気持ちが非常に強かったわけですが、芸能界に戻りたいわけではなく演ずるということに惹かれたのです。
なので、どうしてもスタジオの雰囲気を味わいたい、臭いを嗅ぎたいという気持ちで時々そういう仕事をさせていただきました。
小さな役、少しセリフがあるような役も時々引き受けました。
また時々カメラガールという仕事も。
客の反応を写真に撮ってアルバムを作ってあとで販売する仕事。
芸能界とは直接関係ない仕事かもしれませんけど、少しでも昔の雰囲気を……。
何か仕事をしたいと思っていましたが、マクドナルドで働きたいとは思いませんでしたので、そういう雰囲気を味わえるようなところで仕事させていただきました。
15年間の目標は、フツウの人間になりたいということでした。
人間として生きたいと思ったわけです。


Q、(最初の質問での回答で出てきた)「〜言ってはいけない」とは誰の指示ですか?
:私を守ってくれる方々からそういうアドバイスをいただきました。


Q、それはマネージャーなどですか?
:そうではなく、私を守ってくださる色々な方々。
エージェントも入ってます。



Q、出版社からもそのようなアドバイスがありましたか?
:ええ。


Q、本を見ると深刻な問題を取り上げようとしている風に感じる。
報道の中できちんと名前を言っていない方について報道が集中しているが、これからどうするのか?
今後名前を出そうとしているのか、しかし、深刻な問題を取り上げたいという気持ちが損なわれるのでは?


:実名は本の中に書いてあるので、あえてこういう場で名前を言わなくてもいいと私は思っている。
こういう方々は私にとって非常に大切な人たち、私がトラウマで苦しんでいた時に私を救ってくれたと思っている。
その人たちの親切があったから、また男性を信頼できるようになった。
その感謝を込める意味でもイニシャルでは済ませたくないと思った。
敬意を表したいという意味で実名にした。


Q、Kさんは誰?
:お手柔らかに……。


Q、本が出てから、現役の女優さんなどから連絡はあったか?
:本に関係する人たちには私や事務所を通して連絡させてもらった。
基本的には自分の人生なので、真実であれば書いてもいいんじゃないかと。


Q、現役の方から同意や賞賛の意見はあったか?
:直接には聞いていないが、間接的にはこういう本を出したのは良いことと聞いている。
つまり、日本の社会業界をもっとオープンにするためにこの本は良いのでは?と。


Q、80年代当時、「奇行女優」とか「変人」そういう表現されたと思うが、それを今振り返ってみてどうしてそう言われたのか、ご自身についての説明、反論を聞きたい。
:この答えについては本に書いてあります。
特に私は多くの方に誤解されたんではないかと思っています。
私を理解してつけられた言葉ではないと思います。
「撮影中に勝手に現場を離れてしまう」と言われましたが、私は一切そういうことはしていない。
私の知っている別の方はそういうことをしたことがあるが、あえてその方の名前は申し上げられない。
しかし、ここで言いたいのは、私はそういうイメージだったかもしれないが、私は非常に仕事に対して責任を持って行動していたと思う。
ですから、非常に誤解が多かったと思う。

当時多くの方が誤解していたにも関わらず、私はもっと強く反論すべきだったかもしれない。
私はもしかしたら優しすぎたのかもしれない。
そういう方たちに言わせておけばいい、そう思ってしまったのがよくなかったんじゃないかと思う。
そのときは無責任と言われていたけど全然違ってたので、この本を書いた理由は皆さんに真実を知ってもらいたいから。
当時私が言えなかったこと、誤解を解けなかったこと、この本を通して誤解を解きたかった。
時間がかかるかもしれないが、真実を言い続けることで誤解が解けると思う。




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