紅白出場適任ですか?
〜 疑問の声 囁かれる中で 〜


待ってました!大晦日と言えば毎年恒例となっている紅白歌合戦!!

今年も注目の選出歌手が多々揃っているわけですが、年末の紅白に出場できてようやく一人の歌手と認められるという語り草がある。だからアーティストにとって、この番組に出場できることは一つのステータスになるわけだ。
しかし、よ〜く見てみると、
「ナンデコノヒト出場デキタンデスカ?」
と“?”なアーティストも紛れ込んでいるわけです。


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▲愛内里菜(左)と倉木麻衣(右)はどちらも今回が初の出場となる。


たとえば歌い方が第2の浜崎あゆみというイメージが強かった愛内里菜などは、それほど目立った活動及び売上があったわけでもなく、何故選ばれることになったのかその真相は謎。しかし、週刊文春の記事によれば同じく初出場の倉木麻衣との“抱き合わせ出場”ということらしい。とはいえ、その倉木麻衣も初出場ながらに山口百恵のカバー『イミテーション・ゴールド』を引っさげての登場か(?)と多くのマスコミは予想していたものだが、曲目は何故か2000年に発売した2枚目のマキシシングル『Stay by my side』。(倉木麻衣デビュー秘話はコチラ!)


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▲12回目の出場となるSMAP・草なぎ(左)とKinKiKids堂本光一(右)

そのほかに気の毒といってもいいのがジャニーズ枠である。
年功序列に厳しいのかKinKi KidsやV6、嵐がどれだけヒット曲をだそうが紅白出場は先輩のSMAP、TOKIOが絶対である。KinKiの堂本光一がNHK音楽番組『ポップジャム』の司会者を務めたとき、はたまたシングルチャート1位になったときでさえ、KinKiの紅白出場は叶わなかった。人気グループが寄りすぎているせいか、注目度の高さを見せ付けられているようだ。しかし、今年は槇原敬之の「世界に一つだけの花」が240万枚のバカ売れ、しかもトリをつとめるということで理に適っていると言えるだろう。


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   ▲ハロプロ陰の仕掛け人

そして、今回NHKに最も貢献しているのがつんく♂氏であると取り上げているのは先の週刊文春。何でも『ポップジャム』の司会者に『ひょっこりひょうたん島』の主題歌も歌いつつ、モー娘。松浦亜弥にゴマキ、そして演歌界の大御所五木ひろしや堀内孝雄らへの曲提供など、出場者62名中5組もがつんく♂ファミリー(?)なのだ。


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▲小室時代とはまた違ったイメージの現在は?(左の華原画像、胸のあたりが少し気になります・・・下がってる?)

小室哲哉全盛であった1996年でさえも小室プロデュース出場者はtrf、安室奈美恵、華原朋美、globeの4組であったから驚きを隠せない。
“ともちゃん”の愛称で親しまれ、当時の売り出し中タレントだったフカキョンやあゆにとっても憧れの存在だった華原朋美やアムラーなる女の子を魅了し続けた安室奈美恵も今回出場する。(それぞれ華原は5回目、安室は9回目の出場)


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しかし、レコードの売り上げがそれ程振るわなかったゴマキの出場にもまた“?”というところではある。
しかも歌うのは持ち歌ではない杏里の「オリビアを聴きながら」
モー娘。オーディションを受けた際の思い出の曲なのだそうだが、紅白はいつからカラオケ番組になったのか?話題作りのために(?)としか考えられない。


美川憲一・小林幸子コンビは衣装対決を繰り広げ(小林の場合、衣装というよりソレ自体が舞台装置と化している感がある)視聴率争いをするのか。
とはいえ、NHKの紅白歌合戦以外にも各局の視聴率バトルには相当力が入っているようで、大注目格闘技も目白押しである。
一時期、紅白の視聴率危うし!という荒風の吹いた時期もあったが、昨年は
中島みゆきがドキュメント番組『プロジェクトX』(NHK)のテーマソング『地上の星』を中継で黒部ダムから熱唱したことにより最高視聴率47.3%を稼いでいる。さて、今年の目玉は一体どのアーティストとなるのだろうか?


しかし驚きなのは、初出場メンバーがどうのというよりも毎年おなじみのサブちゃんこと北島三郎の出場回数(40回)である。紅白の顔といっていいほどで居ること自体が当たり前のようになっていたが、半世紀近くも紅白に出つづけていることには驚きである。


これはノリさんもマネしたくなるはずである。

写真 (←木梨憲武公式.comより。)


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