●更新日 05/03●


働く人の憂鬱シリーズ 〜ネイリストの憂鬱〜


今やネイルは、女性が気軽に楽しめるおしゃれのひとつとなりました。
ネイルケアから爪に装飾やアートを施すネイルアート。華やかに見える業界に裏はあるのでしょうか。独立して自分のお店を構えるネイリストさんに話を訊いてみました。



―― 仕事を始めたきっかけは?
元々エステで働いていたときにネイリストのお客さんがいて、そのお客さんのお店に行くようになってからネイルの仕事に興味を持ちました。

―― ネイリストになるには資格が必要?
日本は海外と違って国家資格はありません。ネイリスト検定を受けるのが基本です。

―― 海外と日本のネイリストの違いは?
海外は雑だけど早くて安い。それと国家資格なので資格を席に飾らないといけません。保健所も度々来るので消毒など衛生管理がしっかりしています。
一方、日本は技術中心で細かい作業が多いです。ライセンスなので誰でもネイリストになれます。



―― 誰でもネイリストになれるならトラブルが起きたりしませんか?
そうですね。例えば自爪と浮いたスカルプ(人工爪)の間に水が入ったりすると、蒸発して自爪にカビが生えます。それをファイルで削って、同じものを他の人に使ってカビを移す店が最近多いようです。衛生的に良くないのですが、保健所が来るわけではないので見てみぬふりするネイリストもいますね。その他はバイオジェルと偽り全く違うものを使用していたなんてことも。

―― 格安ネイルサロンなんかもありますが、違いは何ですか?
「個人サロン」「自宅サロン」といって届けも出さずに営業している店があります。こういう人たちは失うものがないからどこまでも金額を安くできるんです。勿論個人のやりとりなので、何かあっても責任が取れないし保障もありません。
サロンを構えている人は確定申告もしないといけないし、払うものもあれば失うものもある。そういう事を知らない人から「××ではすごく安かったのに!」と言われると悲しくなります。

―― 最後に、悪質サロンにひっかからないようにするには?
安いからといって初回まわりばかりしないこと。そこでカビをもらうことが多いです。あとは口コミや知り合いの紹介で信用できるサロンに行くことですね。


美容業界で一番苦情が多いと言われるネイル。悪質なネイルサロンを一件一件摘発してもキリがないというのが現状らしい。そのようなサロンに行かないようお店はしっかり選びましょうね。
なんちゃってネイリストにはご用心!

アンジェラ(^ω^)



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