●更新日 06/06●
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厚木男児放置死、死体遺棄事件の現場から





神奈川県厚木市のアパートで、白骨化した男児の遺体が見つかった事件で、父親の斎藤幸裕容疑者(36)が逮捕された。亡くなったのは斎藤理玖くん当時5歳、7年以上前に死亡…
発見された日は、理玖くんの13回目の誕生日だった。

「養育より彼女優先」

父親でありながら、いずれ衰弱死する認識を持ち、それでも育児放棄を続けて死亡させた――。
事件発覚から数日、

現場

現場には花束や飲食物を供える人が後を絶たない。

驚いたのは、現場は通学路であり多くの小中学生が通る場所であった。
取材を行うと、

「気付かないのが不思議なくらい人通りの多い道。奥さんは夫のDVから逃げるように、って、なんで子どもを置いていったんだか…」(50代女性)

「逮捕して飲食させるな、同等の刑をコイツ(父親)に。」(20代男性)


事件に対し複雑な心境や、自治体、理玖くんの父、母に対しての憤りの言葉が聞かれた。
容疑者を知る近所の女性によると、

「奥さんが子どもつれて出てったのかと思ってたわ。当時、喧嘩する声がよく聞こえて。気性の荒い男性って印象。」

「パパ、ママ…」と帰りを待ち、ひとり餓死した理玖くんの心中を考えると涙が出る。

取材を続ける中で、一人の男性が、

「いたたまれない、悲しい事件だけど、児童の所在不明という問題が社会へ問題提議されたのは良かったのではないか。」

と悲しい表情で語った。現在、同様の居所不明児童は全国に705人と言われている。理玖くんが命懸けで提議してくれたこの問題を、無駄にしないよう所在の究明に人力を尽くし、2度とこのような悲しい事件を起こさないようにしてほしい。

父親の斎藤幸裕容疑者にかけられてる容疑は、保護責任者遺棄致死。
報道では「放置死事件」とされてるが、これは、ネグレクト殺人死体遺棄事件だと思う。


子ども 花を添える子どもたち

輪廻転生があるのなら、素敵なご両親の元に生まれ変わりますように。



桜井 えりす 桜井 えりす


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