
●更新日 03/16●
震災でトンボ鉛筆の採用担当者に非難
このたびの震災で、芸能人やマスコミ関係者、企業の担当者等の失言が、相次いで問題視されている。
そうした中で大きな騒ぎになったものの一つに、トンボ鉛筆の採用担当者の発言がある。

採用担当者は、履歴書とエントリーシートを添付したメールを、新卒採用に応募してきた人々に一斉送信した。そのメールを受信した人物によって、内容がネット上に転載され、物議を醸すこととなった。
書類選考を希望する場合、添付の書類に記載して、2011年3月15日までに郵送する必要があるという。しかし、問題になったメールは、13日、つまり震災の僅か二日後に一斉送信された。そして、提出の締め切りまでに、ほとんど間がない。これは、大きな被害を受けて就職活動も困難な地域の人々への配慮を著しく欠いているとの批判が続出。また、メールの内容が「上から目線」で傲慢であるといった批判も後を絶たなかった。
3月14日、当サイトではトンボ鉛筆に取材を申し込み、話を聞いた。広報担当者によると、同日の朝、抗議の声が人々から寄せられているとの連絡が総務からあったという。そこで、お詫びのメールを作成し、応募者に個別に送信したそうだ。
広報担当者の判断によれば、メール送信のタイミングや期日の設定が悪く、被災者への配慮に欠けていたという。また、被災地域の人々にもエントリーの権利はあるとはいえ、そもそもメールを受信できているとは限らない。そのことを指摘した批判の声も、寄せられたとのこと。

メールには、以下の記述があった。
「直前に説明会へ予約が出来た場合は、ひとまず書類持参でお越しください。会場で通り一遍等の説明・指示はします。その指示が難しい場合は・・・その先は言う必要ないですよね。自分で考えてみてください。」
「その先は言う必要ないですよね」というが、その真意とは何か。
この点を尋ねると、
「これはちょっと、私共もですね、深く理解できないんです、実は」
という。現状では未確認のため、総務に照会をかけるとのことだった。
企業側でも理解不能な、いろいろな意味にとれるメールを
採用担当者が送ったということは、明らかに不適切だ。
当該のメールを送信した採用担当者に対して、社内ではどのような対処がなされたのか。
「早速かなり厳しく指導しまして、当該業務からは当面外れることになりました」
という。
問題視された内容について話を聞くうちに、さらに驚くべきことが明らかになった。
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高橋
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