●更新日 08/23●






生活保護ビジネスの実態 〜やまて寮内部初公開




生活保護ビジネス。
やまて寮が生活保護費を居住者から搾取しているのではないか、
東京都の社会福祉法人に対する生活保護受給の過払い問題を独自調査したのは今年1月22日
読者からの反響はすごかった。

やまて寮とは年越し派遣村を2年連続東京都が委託。「社会福祉法人やまと福祉会」が運営する。
居住者と接触した。


(やまて寮居住者)

告発者が撮影した内部の写真と生活実態を公表する。



脱衣場に置いてあって入浴時に使うことができるT字カミソリです。

【百円均一で購入されたカミソリ】

ブリキ製の1枚歯。今どきよくこんなものを取り寄せられるもんだと、逆に関心してしまいます。
1本10円するかしないか、というあたりでしょうか。
これを使うとカミソリ負けがひどいので(私も使ったとき2ヶ所切りました)、ほとんどの入居者が百円均一ショップで2〜3本セットになったT字カミソリを買って使っています。
他の支給品(下着類、石けん・シャンプー等)の品質の低さについても、推して知るべしです。
これは余談の部類なんですが、入浴中に頭を洗っていたら隣にいた人から
「そのシャンプー使うと頭ハゲるよ。ここの物は何でもひどいんだから」
と真顔で言われたことがあります。
さすがにそれはないでしょうけど、もしかしたら…という気にさせてくれる雰囲気がここ“やまて寮”にはあります。



1階の食堂兼娯楽・談話室です。

【1階の食堂兼娯楽・談話室】


わかりにくいですけど、左上に写っている時計は午後12時5分過ぎを指しています。
昼食を食べ終わった人が自分のベッドに引き上げたばかりなのと、昼間は外出者が多いため、この時間ここはこんなもんです。
そちらのサイトにある「01月13日 派遣村の内部情報」という記事の、なぎさ寮の画像も内部に人気がありませんよね。あんな感じなわけです。



空きベッド。まるで精神病棟です。
パイプ式の2段ベッドであることがよくわかりますね。

【二段ベッド】



仕切も何もないフロアにただベッドが並べられているだけ、
ということがおわかりいただけると思います。

【ベッド 1部屋はなんと24人】



入居者のプライバシーを守るものは、ベッドの回りにあるカーテンだけです。

さて、やまて寮では2〜4階に24人ずつが入居しており、食事などは階毎の入替制なので、90数人が一堂に会するということがありません。
さらに画像を見ていただくとわかるように、居室内も静かなものです。
外出せず施設に残っている人は皆、昼寝をしたりカーテンで囲まれたベッドの中で本を読んだりして過ごしているのです。




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生活保護費全額は役所の福祉課から施設に直接振込される。
入寮者が一ヶ月に貰えるのは、施設から天引きされた残り一律、9000円のみ。
つまり1日およそ300円の小遣い以外、生活保護費は全て、やまて寮の諸経費として計上される。



行政はなぜ、きとんと調査しないのか。



この寮だけで、



年間1憶2千万円もの運営費が税金から使われている。





探偵ファイル特捜部







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