●更新日 07/05●


偽札王国・中国


北京オリンピックの際、中国で偽札が横行しているという報道があった。
現在の状況はどうなのか? 在住者より、驚くべき情報をお聞きした。

結論から言えば、現在も偽札は横行中で、商売人はもちろん、中国で普通に生活するにあたっては、「偽札を見分ける能力が必須」とのこと。


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どっちが本物か分かりますか?


在住のSさんも、見分け方は完璧に頭に入っていたのに、先日、掴まされてしまったという。
なぜ、騙されてしまったのか……それは、


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バンクオブチャイナ

中国銀行で偽札を出された

「中国銀行」は、中国を代表する銀行だ。
日本の場合、最大規模の銀行は「三菱東京UFJ」だが、同じくらいのレベルだと思えばいい。

在住のSさんは、先月末、銀行の外貨窓口で日本円から中国元に両替してもらった。
100元札3枚を受け取り、そのうち1枚を駅の売店で使おうとすると、

「ジャーピン(偽札)」と跳ね付けられたのだ

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偽札の見分け方について書かれたチラシ
 

偽札については普段から警戒していたものの、「まさか中国最大手の銀行で掴まされるとは思っていなかった」とのこと……そりゃ、そうだろう。裏通りの闇両替屋じゃあるまいし。

Sさんは「あの銀行窓口の野郎、分かってて出したに違いない!」と憤っていた。


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偽札は相当精巧にできている


そして、こちらは伝聞なのだが、同じく中国銀行の、

ATMから偽札が出てきた

……という話も、中国旅行から帰国したばかりの旅行者から耳にした。
確かに、


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これで駆動中です

こんなATMでは偽札も判断できなさそう

中国では、ATMも大手銀行も信用せず、自分で偽札の知識を叩き込んでおくしかない。



梅宮貴子



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