●更新日 06/28●


2000年前の廃墟なのに


BOSSです。
今まで幾多の世界的な廃墟(または遺跡とも言う)を紹介して来ましたが、今回は本家本元、イタリアのローマです。というか街全体が廃墟のようなものですが。


中でも一番度肝を抜かれたのが円形ドームの天井でした。(自分、天井をこの上なく愛しておりますゆえ)



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このパンテオンのドームは直径が43.3メートル!! 写真だと限界があって迫力を伝えられないのが哀しいです。何も見せてくれない京都に行く予算があったらぜひ一回ローマに行ってください。その価値は十二分にありますから。
これを2000年前に人力だけで建てただけでも驚きですが、それにも増して2000年そのまま持ちこたえているのが凄いです。作った人は未来永劫のことを考えて建築したんだなあと。ちなみに日本はそのころ弥生時代のワラぶき屋根ですね(笑)。卑弥呼が生まれるずっと前のことです。
ローマにはこんな大きな廃墟がそこかしこにあるんです。有名どころでコロッセオとか。日本なら間違いなく立入禁止モノなのに


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どんな靴だろうがズカズカ入れちゃうのが不思議。どうしてって? 拡大すると ↓


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わかりますか? 色とりどりの大理石をはめ込んで丹精込めて作っている床! 気が遠くなるような作業だったでしょう。それを観光客に解放しているイタリア政府は太っ腹というか何というか。間違いなくすり減ってます紀元前の床が。こんな保存方法でいいのかと思わず心配してしまいます。自分なら「裸足で歩けこの野郎ども。そこのメスブタ!ヒールで歩くなヒールで。おまえの顔にメリ込ませたろか?」と言います。


さて本日の最後は


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日光東照宮も目じゃない永遠に続かんばかりの彫刻の天井群とか。(群と書いたのはひとつの建物だけでたくさんあるから)見上げてばっかりで首が痛くなりました。
そのうちにロープが張られて遠くから見るだけの廃墟(遺跡とも言える)が増えるものと思われます。マニアは今のうちに訪れるが吉。


次回はフィレンツェからベネチアどす。





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