●更新日 11/11●


恋愛とはスケベ心


本日から岩井志麻子先生の連載がはじまります!
第一回目の今日は、先生の自己紹介と恋愛観についてたっぷり語っていただきました。



少女小説家としてデビューしたのに、まるで少女の心はつかめないままその看板は下ろし、
次はホラー小説家として再デビュー……したら、これは小当たりした。

んが。ホラー小説家として真面目に仕事をしていた日々が過ぎ、肝心の小説よりも
「アンタの方がよっぽど怖い」といわれ始めた頃から、何かがまたズレてきた。


元々サービス精神は旺盛だったもんだから、アンタが面白いだの怖いだの言われれば、
ますます調子に乗ってしゃべりまくったり書きまくったのね。ウケそうなことを。
それがいつしかスケベ方向に傾いていき、気がつけば「スケベ評論家」になっていた。



そこから派生したんだか、また新たな誤解を生んだんだかわからないが。またまた、
本人も知らない間に「恋愛問題についても詳しい人」としてのさばる人となったのだ。

今では仕事の割合は、スケベ七割、恋愛二割、ホラー一割だわ。『探偵ファイル』でも、
てっきりスケベ関係の依頼かと思っていたら。

なんと恋愛相談であった。

てな訳で、まずはスケベ感でなく恋愛感について聞かせて欲しい、と頼まれたのね。
うーむ、うなるわ。悩むわ。恋愛問題についてはさんざん、答えてきたはずなのに。

とどのつまり、私にとって恋愛は純情な純粋なものではなく、
スケベ心だということしか言い切れない。

他人の恋愛話を聞いていても、いつも思うのはそれよ。


あと、結局は自己申告と自己満足と自己完結の世界なんだなぁというのが、最近になって
やっとわかってきたこの世の真実ね。モテるモテない、純愛と変態、純情と病気、
その境目や差異はどこにあるか。


すべては、自分の中に。すべては自分が決める。


とっくに、自分の中に解答はあるんだよな。私が出来るのは、あなたがその解答にたどりつくまでの時間を、
ほんの少し短縮してあげられるだけかもしれない。


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岩井 志麻子



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