●更新日 06/23●


サッカー連盟会長汚職〜少年の夢を食い物にする


埼玉県川口市に「川口少年サッカー連盟」という組織がある。
その名の通り少年サッカーを統括する組織で、連盟に所属していないチームは大会に出場できない。

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この組織を統括するのは現職の川口市議会議員の「最上則彦」氏。
だが、彼は連盟を私物化してやりたい放題だと内部の人間から情報提供があった。

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情報提供者のSさんは、苦りきった顔で最上の所業について語り始めた。

「最上は約30年間、この組織のトップに君臨していまして、議員という立場を利用して、自分に逆らう人間を排除してきたんです。」

―それだけだとよくある話だと思うのですが

「これを見てください、最上が組織を私物化しているほんの一例です。」

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情報提供者のSさんから手渡された資料はサッカー連盟の決算報告書。
するとそこには…

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―この『角 重明に貸付金』というのは?
「角というのは最上の個人的な知り合いです。連盟の金を個人に貸付金として渡したんです。しかも角は借りた金を返さずに、事業に失敗してそのままいなくなってしまったんです」
「それに、貸した分のお金は積立金で穴埋めされて、翌年の総会では未回収のまま無かったことになっています」


―連盟の金はいくらトップとはいえ自由には出来ないでしょう?
「普通はそうです。でも最上は逆らう人間を連盟から除名してしまうのです。だから今、最上の周囲には逆らう人間なんていません。当然コレも反対意見が出ないまま総会で承認されてしまいました」

―この連盟の資金はどこから?
「市からの助成金と参加するチームや児童の保護者から徴収します。いくら会長だからといって自由に使っていいお金ではないです」

Sさんは悔しそうに続けた。
「少年たちは純粋にサッカーをやろうとしているのに、その為に集めたお金をサッカー以外に使うなんて子供達が可哀想すぎます」

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最上は川口市の市議会議員の中でも最年長で、影響力も多大であり議員としての立場を利用して傍若無人な振る舞いをしている という。
仮にも市議会議員という立場なら市民の幸福を第一に考えて行動するものだ。
しかし最上には全くそういう意識はない。


次回につづく



特捜班



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