シリーズ ザ・山木 ・・ 何気ない一言が
墓穴を掘ることになる
シリーズ ザ・山木

07. ☆ ザ・山木 果たして、宝クジは当たったのか!?


前回の シリーズ06 にて、「給料全額が宝くじ」という労働基準法を嘲笑うかのような罰ゲームを受けた我らが電脳探偵・山木君。読者の方から...

「当選したかどうか教えろ」
「もし2億円当たったら結婚してください」
「宝くじの呼び子のお姉さんを紹介してください」
「労働基準監督所ですが、今回の件につきましてお話を聞かせていただけますか?」

といった心温まる励ましのメールを沢山いただきました。ありがとうございます。

給料の代わりに宝くじをもらったはいいものの、当選発表があるまでは換金出来ません。
山木君は『貧窮問答歌』を書いた山上憶良も真っ青な貧窮ぶり。
札幌からのフーリガンレポートでも、一緒に北海道に行った宮ぷ〜氏や二階堂氏がカニやウニいくら丼を美味そうに食べる横で、独り寂しくバター飴をなめて飢えを凌ぐといった窮状に甘んじておりました。
東京のお土産のために買っていたものだったので、あとで怒られました。
侘しさのあまりに、そのままオホーツクに消えてしまおうかとも思ったらしいですが。


写真1
難民救助のような食料の小山。 送って頂いた、ゴン太様ありがとう! by 山木


山木君の窮状を心配してか、大量のカップラーメンや駄菓子を送ってきた読者様もいたみたいで...。
当たるかどうかも解らない千枚の紙きれより、よほど嬉しいと言っていましたよ。
不確定の2億円より、身近の小銭。これが追い詰められた人間の選択かもしれませんね。

運命の当選発表は6月11日でした。結果は → http://www.takarakuji.mizuhobank.co.jp/


写真2 写真3
5等の1万円が2枚.....20000円
6等の3000円が10枚...30000円
7等の300円が100枚...30000円


山木「すごーい、8万円も当たるなんて思わなかった!」と大喜びの山木君。
連番で千枚買えば、6万円は必ずバックするという事を忘れてはいませんか?
2万円プラスになったのは純粋に運かもしれないけど、おみくじで言うところの「小吉」くらい?? それ以前に22万円の損なのですから「大凶」かも知れませんけど。

30万円で8万円のバックだと、率は「2割6分」。 野球の打率で言っても、せいぜい新庄か元木クラスのようです。 意外性の男という形容詞は山木君にも似合うかもしれません。
W杯のアメリカ戦でゴールを決めた韓国の選手のようにスケートのマネをして喜んでいると、背後から近づく女性の影。


写真4


「あ、山木さん。前回のマイナス11,777円分は8万円の中からすぐ返却してくださいね」

鬼か、ここの経理は。



( 探偵ファイル・山木 )



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