前回、タコの顔面踊り食いをした土岐。
海鮮系の食堂が多い韓国の港町、木浦（モッポ）に来ているがここの名物といえば世界で２番目に臭いと言われる高級料理「ホンオフェ」。ホンオは（ギンガ）エイ、フェは刺身という意味。
ウィキペディアには「強烈な臭いはアジア最大で、口に入れた状態で深呼吸すると失神寸前。」と劇薬のような説明が書いてある。
そういう訳で、最後は読者メールの期待に応えて本場のホンオフェに挑戦。
ちなみに地場産のホンオフェは観光向けではない臭さ。最近はソウルでも中国産の味の悪い偽物も出回り信用できないそうだ。
「どうする？ガチで逝ってる方にする？やめとく？」「いや、お願い」
オモニとこんな会話をしながら店内へ。

昔から、臭い食べ物は旨いと言われるが本当なのか？

 約５０００円

ホンオフェを囲むように、副食が１０品も付いて賑やかに登場。正しい食べ方は、中央のキムチと豚肉、軟骨付きのエイを３つまとめて食べる。発酵させたエイは尿素が分解されアンモニアが発生。ぷんぷん臭うわけではなく、「つーん」とわさびが鼻を通るように口に入れた瞬間やってくる。例えるなら半年取り替えてないおむつで顔面パック。または垂れ流しの公衆便所の便器にいきなり顔を突っ込まされたかのような目が染みる拷問級の刺激臭。

エイだけで食べるとどうなるのか？





無味だが噛めば噛むほど小便深く、自分から胃酸も出てきて気持ち悪〜。何よりも不快なのが口の中がアンモニアでビリビリ痛くて、ただれる。３切れ食べたら黒い血の塊の口内炎ができた。臭さは凶器って初めて知る。辛くないのに飲み込むと熱い。エイが胃まで通過してるのを感じた。
体が「あかんものを食べた」って発熱している感じ。
明日が心配になる。高い、臭い、不味いの三位一体。何でこんなもん口にしたんだと悲しくなってきた。

 ホンオェェェー
食べ物だと認めませんから！


隣で灰色のエイの内臓スープを食う男性が「エイは捨てるところが無い」と語る。ドブみたいな口臭…スープも辛くないのに舌ビリビリしびれる。
ただ、精力はつくようだ。



最後にアンジェラが食べた。向かいの客に間仕切りを「ピシャリ」と閉められた理由をご覧ください。









奇跡なのはお腹を壊さなかった事。そして何故か肌ぷるぷる…



土岐