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クソくらえ






午後7時半。
探偵ファイル編集部は夜になってからが本番。
俺達の辞書に、定時帰りという文字は無いぜ!



だが、腹が減っては戦は出来ねぇ。この時間、みんなのお腹はペコペコだ。
しょうがない。ここはひとつ、みんなの為に食事をこしらえてやるしかねえな。

ガチャッ
キィィィ〜

   ・
   ・
   ・
 ゴソ ゴソ ゴソ・・・・
   ・
   ・
   ・

カチャッ
ニカッ
美味そうな・・
 カレー(?)

「エリチィーさん!お夜食ができました!どうぞ!」



「え?何?イヤイヤイヤ・・・!」
「さ、たーんと召し上がれ」



「ヤダヤダヤダヤダ!!」
「またまたぁ、こういうの本当は好きなくせに・・・!」



「イヤァ〜〜〜!!!!」
残念。逃げてしまった。
しかたないので裏方スタッフ・Kさんにも勧めてみる。



「お夜食をどうぞ・・・」
「馬鹿じゃねえの!?」

      その言葉に、誰が反論出来ようか。



執拗にエリチィを追い回すオナン。「ひとくちだけでも・・・」 「ギャアアー!!」 「臭い!」
編集部内に悲鳴と怒号が鳴り響く。修羅場と化した社内は、一時、緊迫した空気で張り詰めた。



社内の隅に逃げ惑う人々。さすがの探偵ファイルスタッフも逃げる事しか出来ない。
その必死な形相でただただ逃げ回る事しか出来ないという、非力さと無力さを痛感させる姿は、私の脳裏に東京大空襲の悲劇の記憶をよみがえらせた。



突然の出来事に急にカメラをこちらに向けてはシャッターを切るニノマ氏。流石である。
やはり命に関わる大火傷から生還した男は一味違うという事なのだろう・・・



あまりの出来事に身体が硬直し 強張った顔のまま放心状態で固まるエリチィさん。
あーあ、かわいそうに。  俺、しらねー・・・


メメタァッ!(制裁)

●どうがも見てね●

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オナン

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