ザ・山木 Ver.2
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◆グラップラー山木・武神“愚地独歩”に挑戦! |
前回、ニセ探偵TakaのBakaな一言より唐突に始まった「グラップラーシリーズ」 ですが、“バキネタなら〜をやれ”とかいうメールがこの数週間、アホのように来ました。 「ジャック・ハンマーみたいにドーピングして身長も伸ばせ」 「夜叉猿を捕まえてこい」 「梢江たんハアハア」 「千葉ロッテの“シコースキー”って“シコルスキー”じゃねえのかよ」 などなど。ワケわからんのもたくさん含まれてましたが… ハッキリ言って 「みなさん、目を覚ましてください! 漫画と現実をごっちゃにしないでください!」 と声を大にして主張したいところです。 と、そんなこんなでシカトを決め込んでいたのですが、今回『死刑囚・ドリアン』を名乗る読者から「愚地独歩の“廻し受け”をやれ!」という指令が。 ドリアン「今度火ィ吹きに行くから覚悟しておけ」 というものでした。 ・・・・・・。 これって、害悪の告知だと思うのだけど、脅迫罪の適用範囲なのでは・・? メールは闇に葬ろうと思ったのですが、ドリアン氏は編集長のミスターXにもしっかりとメールを送っていた模様。 編集長「そういうことだから、山木君」 山 木「また“そういうことだから、山木君”か! って、コイツ“火ィ吹きに行く” とか言ってるんですよ。放火魔じゃないですか! 事務所が火事になったらどう するんです?早く通報して司法の手に委ねるべきです!」 編集長「警察如きにゃ、100年経っても判りゃしねえよ(くわっ)」 山 木「何が“くわっ”だ! アンタまで、バキに影響されるな!!」 というわけで、勝手に編集長がドリアン氏と連絡を取りやがり、数日後の冬も近いっていうクソ寒い朝、海辺に連れてこられてしまったのです。 山 木「なんで朝っぱらから、海まで来ないといけないんですか!?」 編集長「朝じゃないと火なんか吹いて見つかったら通報されるし。あと、もし火ダルマに なったらそこに飛び込めばOK」 ・・・これを無茶苦茶と言わずに何と言う? 火ダルマ?? ・・・そんな言葉を日常生活で使う人間、僕は初めて聞くんですが・・・。 そうこうしているうちにドリアン登場! ドリアン「敗北を知りたい」
・・・・あぁ・・馬鹿が、馬鹿を呼ぶ・・・。 彼の手にはライターと酒のビンが… スピリタス(SPIRYTUS)
● 蒸留を繰り返すこと70数回、純度を極めたポーランド産ウォッカの雄です。 アルコール度は実に96度。高いアルコール度が印象的な味わいを残す、世界最強の酒です。(説明書きより) ※火気厳禁! よりによって、スピリタスか・・・。火を吹くって、冗談で言ってるんではなさそう・・? 火を吹くドリアン
ドリアン「カマ〜ン、ボーイ。」 チョットマテ、ゴラァ!! めっちゃ、スゲェ火が出てんじゃねぇかよ! そんな火の噴射を顔に受けて、無事で済むとでも・・・? 敗北の前に、危険という言葉を彼に教えてやりたい。 『BAKI』第3巻をかっぱらって読んだところによれば、廻し受けはあらゆる受け技の要素が含まれる、受け技の最高峰だそうですが、絶対、そんな問題じゃないぞ・・・。 しかし、どんな撮影もやらないで終わるわけには行きません! これは、探偵うんぬんよりも、職業意識の問題・・・・なのかどうかは、知りませんが。 山木「・・・・逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、 逃げちゃだめだ・・・逃げちゃだめだ!」 良し、マインドセット(?)完了!! 再び、空手をやってるスタッフから借りてきた道着をまとい、廻し受けの準備を! もう、ヤケです! 山 木「矢でも鉄砲でも火炎放射器でも持ってこいやァ!」 ドリアン「・・・」 スピリタスを口に含み・・・来た! ボゥン! (マジでものすごい音がしました!) 山 木「ぬぉぉぉーーーーーー!!」 格闘家の本能か、死にたくないっていう脳の号令か・・・なんと、成功しました! 腕の毛は燃えましたが、上半身は無傷! 火傷は一切負っていません!! 毛の焼け焦げる臭いと共に、無事でいることの安堵感がヒシヒシと湧き上がる。 時たま、自分が凄く愛しく思える時があります・・・あぁ、怪我しなくて良かった〜 腕の毛は燃えた 山 木「やっ、やってみるもんだね・・・」 ドリアン「ハハ。なんとファンタスティックな・・・・・・」 結論:廻し受けって、スゲェ。 ( 探偵ファイル・山木 ) (危険です! 言うまでもありませんが、絶対に真似をしないでください。)
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