ザ・山木 Ver.2
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◆九月の海を泳いでみる |
鶴見川からもいなくなってしまったアザラシのタマちゃん。 破傷風の危険を冒してまで先日エサをやりにいったのですが。 http://www.tanteifile.com/tamashii/baka/0208/29_01/ なんか某掲示板では 「探偵が川に生ゴミ捨ててるぞ」 「川底に沈んでる死んだイワシなんか食わね〜よ」 「山木が破傷風で死んだらしい」 などとさんざんな書き込みばかりでした。あんまりです。 で、落ち込んでいましたら二階堂さんが 「タマちゃんが海に行ってしまったかもしれない今こそ、お前の愛が試されているのだ!」 と何か不気味な笑いを浮かべています。嫌な予感。 キレイな朝焼け 予感的中で、次の朝いきなり叩き起こされ、海に連れてこられました。
と、シャチのビニールボートとエサの魚を渡される始末。
・・・うぅ・・今回も、僕はいい感じに騙されているような気がします。 二階堂さんは、さだまさしの『精霊流し』なんぞを口ずさんでいるし!! 日本初・アザラシを探す探偵 こうなりゃヤケです。
このままここにいると、掛け算で憂鬱が襲ってきますから、さっさと後悔・・じゃなくて、航海に出るとしましょう。 赤いバンダナと、赤い服を装備! 通常の三倍は早く動けるはず・・・?? タマちゃ〜ん! ・・・といっても、このひたすら広い海。タマちゃんの目撃情報があったわけでもないのに、どうやって探せばいいものやら。 情報自体も、どこまで信憑性があるのか解ったものでもないのに・・・。 探偵のカンを頼りに、「多分あっちだろう」とうろうろ、「こっちだろう」とうろうろ・・・ ・ ・・・ん? 二階堂さんの声が遠くから聞こえてきたような気が?? 「君、メチャメチャ流されてるから!!」 ハァ!? 言われてみれば、岸が遠いような気が・・・します。 なんか、潮流の関係か知りませんが、どんどん沖の方に流されているような気が・・・
待てといわれて潮の流れが変わるようなら、この世に海難事故は起こるはずもありません。 このままでは、沖に流されて海上保安庁のヘリコプターのお世話になってしまう! 東スポの「あぶない探偵(バカ)・あざらし探して海で遭難」とかいう記事の見出しが脳裏に浮かびます。 「あぶないバカにも程がある」とかコメントされるのもいやだ〜。 とか言ってる間に、どんどん沖に流される。 ・・・・・マジで、ヤベェ。 誰か、118してくれ〜 そんな事言っても、ここは朝の海。誰も助けてはくれませんし、頼みの綱の二階堂さんは、冷静にビデオを回しています。 うわ・・・今、僕のアタマの中には「オー人事、オー人事」の声が流れまくっていますよ! ザッパーン もう、埒があきません。 自分から海に飛び込み、シャチに掴まって必死に泳ぎます! 15分ほどの死闘の末、なんとか岸に・・・・辿り着いた・・・。 ・ ・・・今回は、本気でヤバかったです。 かなり前にやった、滝行なみに、死の臭いが・・ 僕はひょっとしたら、本気で“水”と相性が悪いのかもしれません。それとも、心霊の霊障が、今になって・・・ 「コラ〜! お前ら、なんばしちょるかぁ!!」 あん・・・何ですか? 今の聞きなれない言葉?? 気だるく、声の方向を向くと、 あ・・・警備員がいる どうやら、「海岸に不審な者がいる」と 通報されたようです! ヤバイ、ヤバイよ〜 『海』は国土交通省の管理だから、下手したら夕方には ピンチ! タマちゃんTシャツとか作って全然売れずに大損した人並にピンチです! 今回ばかりは、本気で新聞沙汰か!? 不審者ということで、警備員に写真を撮られる 警備のオジサン「あんたら、九月に何やっちょるか!」 ブライト艦長並に怒っています。 しかも、九州の言葉です、迫力有りまくりです。 山 木: 「ただ、タマちゃんに会いたかっただけなんです」 と説明しましたが、余計に不信感を煽ってしまったようです。 とりあえず何か問題があったときのために写真を撮られてしまいました。 二階堂さんは、他人のふりしてるし・・・最悪だ、もう・・・ 今回もタマちゃんには会えず。 しかも、めいっぱい怒られました。 さんざんな朝です ( 探偵ファイル・山木)
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