ＪＲ東北本線の車内改札でＳｕｉｃａの改竄を疑われて、途中駅で強制的に下車させられたという暴露情報が出回り、騒然となった。

当該のツイートは、２０１５年１１月１９日のものである。黒田原駅を発車したあたりで、車内改札が行われた。Ｓｕｉｃａを差し出すと、「出発駅」とされる駅名が見当たらないとのことで、改竄を疑われたというのだ。事情を聞くので、次の新白河駅で下車するように命じられたそうだ。


身分証明書の提示を求められ、「君のせいで遅延するんだからやめなさいよ」と注意を受けたという。その後の駅員とのやりとりで、車掌が出発駅の「指扇」を「さしおうぎ」ではなく「ゆびおうぎ」と読んでいたことが判明。つまり、駅名を不正確に端末に入力したために、不正乗車を疑われたというのである。


駅員は誤りを認めて、謝罪したそうだ。ツイートした人物は「黒磯で一回降りていればこうはならなかったかな」、「時間が無いからって乗り継いだのも悪いという自覚はある」と言いつつ、怒りを顕にした。これらのツイートが各所で話題になると、その真偽をめぐって憶測が飛び交った。

「Ｅｘｃｉｔｅニュース」は新白河駅を管轄するＪＲ東日本の仙台支社に取材し、「路線の担当者、新白河駅の駅員にも話を聞いてみましたが、このような事実は一切ございません」という回答を得たと報じた。当サイトでは、ＪＲ東日本の本社の広報部に連絡を取った。こちらでは、本件は初耳だったという。

問題が発生した場合には各支社から情報が上がってくるが、該当する情報は届いていないというのだ。車内改札が行われたという黒田原駅一帯を管轄する大宮支社にも尋ねたが、やはりそうした情報は把握していないという。念のため、担当部署に伝えて詳細を確認するとのことだった。

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※モザイク加工は当サイトによるもの



高橋