●更新日 09/25●






多摩美卒アートディレクターに盗作疑惑!佐野研二郎も応募の作品展で発覚





多摩美術大学教授・佐野研二郎氏の東京五輪のエンブレム盗作問題の影響が、各方面に及んでいる。このたび話題になったのは、「第11回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2015」に応募した、上西祐理氏の作品である。この作品展には佐野氏も応募したが、落選となった。

上西氏が多摩美大卒で電通に勤務という経歴を持つこと、佐野氏の周辺の関係者として名前が挙げられていた人々が上記の作品展の審査員であることも、注目された理由だろう。上西氏は作品展で入選したが、応募作品が海外の作品に酷似しているという指摘がなされた。

問題視されたのは、ボールが宙に浮いている様子をデザインした、テレビ東京の「世界卓球2015」のポスターである。「DESIGNLOVEFEST」というサイトに2014年8月に掲載された、オレンジを題材とした作品と比較すると、オレンジとボールの配置がほぼ同じだというのだ。

多摩美卒アートディレクターに盗作疑惑!佐野研二郎も応募の作品展で発覚

多摩美卒アートディレクターに盗作疑惑!佐野研二郎も応募の作品展で発覚

しかも、この海外作品がPinterestでシェアされていたことも発覚した。佐野氏の盗作問題では、Pinterestから素材を拾ってきたのではないかと疑われたため、さらに注目が集まる結果に。上西氏の当該の作品は、2015年7月に「ADC賞」を受賞している。

9月24日、当サイトでは先述の作品展を主催する富山県立近代美術館に連絡を取った。本件に関しては、既に把握しているという。世界卓球のポスターは4点から成るシリーズであり、これらを1セットとして上西氏は応募していた。上西氏が入選したことは事実だが、入選の対象となったのは盗作が指摘された作品ではなかったという。

多摩美卒アートディレクターに盗作疑惑!佐野研二郎も応募の作品展で発覚

ADC賞を主催する東京アートディレクターズクラブにも尋ねたが、このたびの騒動については全く知らなかったという。経緯と現状を伝えたところ、これから詳細を確認するとのことだった。

その他の証拠画像は、こちら



高橋 高橋


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