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	ガルエージェンシー仙台青葉／山形／郡山　代表・松本　努 宮城県・山形県で活動。１６００件超の調査実績があり、中でも素行・行動調査が得意分野。弁護士・司法書士などとタッグを組み、依頼者様の為に何が出来るのか？を常に考えた調査を提案する。ベテラン調査員数名を中心に調査技術力には定評がある。また、ガル北海道・東北ブロックの長として、他の支社からの信頼も厚い。

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前回の記事で、震災被害者男性から１，０００万円を騙し取った女のその後。

依頼者に弁護士を紹介し、「あなたは女との話し合いには一切応じず、弁護士に一任した方がいいですよ」とアドバイスして、調査は終ったかに思えた。


その後、弁護士から訴えを起こされた女は「大変なことをしてしまった。私、今から自殺してあなたに謝ります」と依頼者に連絡してくる。
依頼者は慌てて、他県に住む女のもとに向かい自殺をやめさせた。

２人は話し合って、一緒に生活するようになり、そして、

なぜか婚姻をしてしまう。


依頼者は新居を用意したり、女に高級外車をプレゼントしたりして、散財は続いた。

女には詐欺をしていた時代に同棲していた男性がいたのだが、なんとその男性を新居近くに引越しさせ、マンションに住まわせているという。


女の目的は明らかである。
結婚してしまえば、「結婚詐欺」に当てはまらない。
弁護士からの請求を免れることもできる。

また、夫婦でいる間にドンドンお金を使って、お金がなくなってから離婚しよう・・・という魂胆である。

「骨までしゃぶって、すっからかんになったらお別れね」

敵ながら見事な根性。人生がかかっているから、相手も必死である。


当初、私は依頼者に対して憤慨した。怒った。
私たちのアドバイスを聞かずに、相手に翻弄され続けている。
ハッキリ言って「お馬鹿さん」である。

しかし、これほど見事に騙されるのは、もしかしたら幸せなのかもしれない。


骨までしゃぶる女と、騙されていると知りながら散財する男。
現実の世の中は、小説よりも奇なりである。

※この話は実際にあった状況をもとにしていますが、設定などは大幅に変更しています。


ガルエージェンシー郡山　所長　松本