●更新日 02/04●
定年しても浮気は辞められんのだよ。
夫の浮気調査をしてほしい。今回の依頼者は63歳の夫をもつ奥さん。
さすがに60も過ぎると元気ないだろうと思ったら大間違い。
数ヶ月前から毎日のように「カラオケスナック」へ出かけており、そこの店主である60代の女性店主のA子と交際しているはず、とのこと。
対象者は携帯電話を日頃は何処にでも置きっぱなしの状態であったが、数ヶ月前からは肌身離さず持ち歩くようになる。
そして、妻の留守中、女を自宅に呼び、昼食を一緒に食べていることが発覚した。
依頼者が「私の留守中にどうしてそんなことをするの?」と対象者に問い詰めると、対象者は「一緒にご飯を食べてなぜ悪いのか!」と反対に開き直る始末であった。
でた。必殺、浮気をしている人間のお決まりの逆ギレ!
数日後の日曜日、対象者が午後9時30分過ぎに帰宅し、ジャッケットのポケットを確認すると「ホテル・○△□」が入っていたのを依頼者が発見。
同じ週の木曜日には次男の嫁が自宅へ立ち寄った際、対象者が再び女を連れ込んでいたことが発覚。
いい年こいて辞めとくれ……
依頼者である奥さんは、主人が定年退職したので二人でのんびりと旅行にでも行きながら生活を送りたいと思っていたのに、ご主人の浮気に大激怒。
浮気の証拠を何としても突きつけたい。
しかし、この依頼者、非常に感情的な方であり、「私は夫が女とホテルへ行ったことを知ると、そのホテルに乗り込んで、二人を引きずり出すかも・・・」と発言。
ぬっ。…… 「では、調査中のご報告は控えますね。」と依頼者に伝えることにした。
しかし、依頼者は夫が「ホテル・○△□」のメンバーズカードを隠し持っていることも知っており、調査中に奥さんが爆発しないことを祈るしかなかった。
早速調査へ
調査当日、夕方、対象者の車輌が自宅から出発そして例の「カラオケスナック」へ。
駐車場で待っていた店主のA子が助手席に素早く乗車し、発進する。その後、レストランで食事をした後、近くの「ホテル・○△□」に入る。
正面出入口からホテルに進入し、駐車スペースに車輌を後退して停車。
ぷぷっ。いちいちナンバー隠すなんて「浮気してます。」って公言してるようなもの。
次回。いやな予感は的中か?
仁義なき探偵
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