●更新日 12/12●


若妻の淫乱生活 女探偵の日記A


前回


若妻の美香さんの仕事が遅くなり始めたのは、働き出して3ヵ月後のこと。
本人曰く、「仕事に慣れてきたので、別の仕事もやらせてもらっている」
もちろん南雲さんは疑うことなく、笑顔でその話しを聞いた。

午後2時までの保育園を午後4時まで伸ばして、美香さんは仕事を延長するようになった。
とにかく、美香さんが楽しそうに仕事をしていることが嬉しく
南雲さんは出来る限りのことを手伝ってあげたいと思っていたのである。

しかし、あることがきっかけで美香さんに不信感を持つようになった。


働き出して5ヶ月目の2月、子供が熱をだしたと保育園から南雲さんに連絡があった。
保育園に預けた当初、美香さんはまだ働いていなかったので、連絡先は自宅と南雲さんの携帯になっていた。
「自宅に連絡をしたが誰も出なかったので、お父様に連絡をしました」と保育園の先生より。
聞けば熱は高く、直ぐにでも医者に連れて行かなくてはいけない状態らしい。

自分が連れて行くにしても、ひとまず美香さんに連絡をしようとピアノ教室に連絡を入れた。
受付の女性が電話にでて、美香さんの名を告げると、

「南雲さんは帰られましたよ」と言われてしまった。

時間はまだ午後2時半をすぎたところ。
午後4時までの仕事のはずなのに、なぜ?と思い、
もしかして、保育園にピアノ教室の連絡先を教えておいたのかもしれない。
だから、自分より先に保育園に向かったのだろうと考えていた。





保育園に向かう道中、美香さんの携帯電話を鳴らすが電波が届かないとアナウンスが流れるだけ。
連絡が取れる前に保育園に着いてしまった。
一目散に娘のクラスにいくと保育園のベッドで真っ赤な顔をして眠っていた。
「うちの家内はきてませんか?」と確認したが、「ご自宅とお父様の連絡先しか分からなかったので、お母様には連絡をしていません」と言われてしまった。
いったいヤツはどこにいったのだ?と思ったが、今は子供が先決。
急いで病院に連れて行った。

家で娘を寝かしつけた頃、美香さんが帰ってきた。
時刻は午後4時半。
いつも通りの時間である。


つづく



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