●更新日 11/09●


生きるか死ぬか2


前回



獲物のジェイクがついに現れた。
すぐさま逮捕したいところだが、他のメンバーを巻き添えにしないようにチャンスを待つ。


だがその時はすぐに訪れた。
雑踏の中でジェイクはチームの群れを離れ、煙草を買いに酒屋へ入った。
すかさず私も店内へと入り、悟られないよう慎重に捕獲態勢に出た。
その時だった。
突如ジェイクが客をつかまえ、ナイフを突き付けたのだ。
店員が銃をカウンターから取り出そうとしたが、私は手振りで合図してそれを制御した。

その瞬間、あろうことかジェイクは私めがけてナイフを投げたのである。

あり得ない展開に背筋がゾッとした。
反射神経を信じて身を交わす。
耳元でヒュッと空気を切る音が聞こえた。
なんとか突き刺さるのを間逃れたが、今思い起こしても彼のナイフ投げの腕は相当に正確なものだったと思う。
間一髪だった。

再び拳銃でも出されてはマズイので、瞬時に獲物に突進して押し倒す。
ジェイクは抵抗したが、私が勝った。
私はそのままチームに顔を合わないように、市警へとうまく彼を護送して差し上げた。



まったく楽しい仕事であると常に思う。
やめられないのは当たり前だな。



私の究極行方調査術



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