●更新日 11/08●


生きるか死ぬか


荒木です。



生死の淵をさまようと人は更に強くなれる。

私は探偵、そして警察のアンダーカバー(潜入捜査官)を経てバウンティハンターとなった。 殊稼業でスキルアップできたのも、そこにデッド・オア・アライブがあったからこそである。そしてまたそれらのスリルに快感を憶えたからこそ、今まで続けてくることが出来た。



逃亡犯ジェイク・ペイジー(21歳)の逮捕劇も心地好い冷や汗ものだった。
彼はニューヨーク育ちで、札つきのギャングチームメンバーだった。
しかしその生活に見切りをつけるかのように、ある時単身ロスへと移り住んだ。
だが残念な事に、心機一転の新たなるライフスタイルは数カ月しかもたなかったらしい。
新天地で新たなギャングチームを組んだ彼は、チャイニーズの不良グループと単独でファイティングして警察に逮捕された。
のちに保釈されてベイルジャンプしたのは言うまでもない。賞金首は2500ドル。


逮捕時のプロファイルから、彼が新たに結成したギャングチームの結束の強さが窺い知れた。故郷のニューヨークへすぐに高飛びすることはないだろう。
そこでまず、このギャングチームのメンバーを洗うことにした。
まずはメンバーの一人、ジェレミー・ハント(20歳)の自宅へ赴き、張り込みを開始した。
するとその日の深夜、早速動きがあった。
ジェレミーが車に乗って外出。
私はその後を車で追尾した。


彼はサンタモニカの海岸道路で車を停め、チームと合流した。
しかしジェイクの姿はない。
諦めずに影から行動をうかがった。
彼らは合流後に再び動いた。行き先はチャイナタウンだ。


そして、ついにジェイクが現れた。



つづく



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