●更新日 07/27●


アフガニスタン・韓国人拉致事件


20日、アフガニスタン南部のカブールからバスに乗ってカンダハールに向かっていた韓国人23人が武装勢力タリバンに拉致された。


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そのうちの一人、ボランティア団体を率いていたぺ・ヒョンギュ牧師(42)が殺害され、遺体は頭、胸、腹などに10発の銃弾を受けていたと26日報道された。

写真 ぺ・ヒョンギュ牧師


拉致が発生したと推測されるカブールとカンダハルの間は拉致が何度も発生している地域であり、現地の人でさえ「死の道路」と呼んでいる。
ペ・ヒョンギュ率いるボランティア団体は、セムムル教会のキリスト教信者達。
13日に出国し、ヒラ病院とウネセム幼稚園で奉仕活動をした後、23日に帰国する予定だった。

政府の渡航自粛にも関わらず同国に渡ったことへの批判が高まっている。
2004年日本でも邦人3名が人質になり波紋を呼んだ。

誘拐されたうち3人が仁川国際空港内の『アフガニスタン旅行自粛要請』の案内文の前で写真を撮っていた。

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現地の困難な状況にある子供達の為に、鉛筆・ノート・せっけん・医薬品などを運んだりと熱心なボランティア活動や宣教活動を行ってきた。
しかし、危険と知りながら入国し、拉致の確率が高いと言われている場所で人質となった彼らに対し、交渉にかかる膨大な費用や国際社会からの批判を考えると何とも言い難い。

アフガニスタンはそんなに甘い土地ではない。
タリバンは子供の頃から異教に立ち向かう戦士として教育される。ましてやキリスト教への反感が根強い。
そんな土地での宗教活動を行うのは無謀な行為だ。
事件が起きた地域の州知事は、「戦乱で荒廃したアフガニスタンに来るべきではなかった」と語った。



総合探偵社ガルエージェンシー



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