ミニスカート調査
近年、産業スパイが横行し企業がらみの調査が増えてきています。
以前、こんな大掛かりな調査がありました。
調査期間3ヶ月、調査スタッフは男性6名、女性2名計8名。
依頼者はIC関連会社の社長秘書で、対象者はこの会社の専務。
「専務が先行投資の名目で会社の金を使いまくり、会社の借金が2億円近く増えてしまった。どうやら20人いる部下と会社を潰そうとしているようなんです」
専務と部下20人をマークするとなると、尾行だけでも相当な日数がかかってしまう。
早速、現場近くのホテルを「司令室兼仮眠室」として用意し、その部屋から部下に細かい指示を出していました。
当然ながら、専務にはベテラン調査員をつけたが、なかなかシッポを見せない。
しかし専務は都内の一等地に豪邸をもち、愛人にはスナックとマンションを持たせている。
私は、何とかして専務の“本当の姿”を探ろうと、スタッフに指示を出しながら独自で調査を開始しました。
数日間の聞き込みで、専務は過去、3つの同業他社を渡り歩いていることが判明。
私はその中の1社の部長にミニスカート姿で接触することに成功!
チラッ
女性であることをフルに活用するのはこんな時。
ミニスカートのおかげで重要な情報を入手する事が出来た。
「以前勤めていた会社で愛人の経理担当者に二重帳簿を作らせていた。大問題になったが愛人の責任にしてまんまと逃げ切ってしまった」
「彼は(専務)労働組合で委員長を務めていた経験から、社員の不平不満をくみながら自分の言いなりになる人間を作り出すのはうまい。彼はそんな社員をうまく動かし、下請け会社からのバックマージンをポケットに入れていたよ」
私は男性調査員をこの会社の社員として専務一派に潜り込ませた。
そして3週間が過ぎたころ、ついに証拠写真と会話の録音をおさえた!
専務は下請け会社を利用して、請求書の二重取りや、架空の作業発注を繰り返していた。
調査終了後、社長が秘書を伴って現れ「後、半年遅かったら会社は潰れていた」と頭を下げて帰っていった。
ミニスカートの効果って凄い・・・
総合探偵社ガルエージェンシー
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