●更新日 03/25●
Hot Dogな訳
好き嫌いは別にして、誰もが一度は食べた事のあるホットドック。
*日本ではドック、英語ではドッグと発音。
パンの間にソーセージを挟んで、ケチャップ派?マスタード派?
ザワークラウト(キャベツの酢漬け)かピクルス、オニオンのレリッシュ?
チリを乗せるチリドックや、チーズたっぷりチーズドックも人気モノ。
気になるのは何故、“ソーセージサンドイッチ”がホットドックと呼ばれているのか?
Hot Dogって直訳すると熱い犬
何故「犬」なのか気になったことはありませんか?
マスタード&ザワークラウトのホットドック ホットドックのコスチュームのホットドック
(ダックスハウンドのニックネーム)
ソーセージが誕生したのは、はるか昔の紀元前850年頃と言われています。ギリシャ神話(Odyssey)の中に“ソーセージが焼けるのが待ちきれなかった”という文が出てくるくらい。
60年代に入り、ローマ皇帝だったシーザーが晩餐会の際、豚の丸焼きを作るのに、腸にシカの肉を詰めて焼いたとの記録があります。
それからしばらく、ソーセージは歴史上に登場していませんでしたが、1600年代になり、ドイツにあるコバーグと言う町の肉屋の主人が“ダックスフンド”“リトルドック”という名のソーセージを作り出し世間に広めたと言われています。
ダックスフンドにしたのは、長いソーセージがダックスフンドを思わせたからだとか。主人は作ったソーセージを持って、フランクフルトの町で大宣伝活動を行い大成功。ただ時間が経ち、人々はソーセージを「フランクフルトの名物ソーセージ」と理解し「フランクフルト」「フランクフルター」と呼ばれるように。
1800年代にはオーストリアのビエナの町がソーセージの元祖だとクレーム。なんでも、町の元祖ソーセージ職人がフランクフルトに行って、修行中に最初のソーセージを作ったとの事。ビエナ(Vienna)はドイツ語でウィン(Wien)なのでソーセージを「ウィンナー」と名付けました。
フランクフルト、ウィンナーが海を渡りアメリカにやってきてホットドックになったのは、1800年代後半のニューヨーク。
野球開幕シーズンの4月はまだまだ寒いニューヨーク。アイスクリームとソーダを売っていた球場ではまったくの利益無し。そこで暖かいモノをと「ホット・ダックスフンド・ソーセージ・サンドイッチ」を売り始めた所、大当たり。
長い名前が大嫌いなアメリカ人(特にニューヨーカー!)、「ホット・ダックスフンド・ソーセージ・サンドイッチ」なんて言うのは面倒くさい!ダックスフンドは犬だから「ホットなドッグくれ!」と言い始め、それがさらに短くなり「ホットドック」となり定着してしまった、という訳です。
余談ですが「アメリカンドック」はテキサス州で1942年に初めて「コーンドック」と言う名で売られました。ちなみにアメリカでは「アメリカンドック」とは言いません。
普段なにも考えずに「ホットドック」と言ってましたが深〜い歴史があったのです。
それでは、Enjoy Hot Dogs☆
MAYU@マスタード派
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