●更新日 03/11●

アメリカ、公衆トイレ事情


アメリカで生活をしていると、「ああ、日本はよかったなぁ」と思うことがあります。
一番最初に浮かんでくるそれが日本の携帯電話事情ですが、今回はアメリカの公衆トイレ事情についてお伝えしたいと思います。

アメリカの公衆トイレ、しかも大学構内のトイレなど、日本では大体きちんと掃除が行き届いているトイレがすごく汚いのは御存知でしょうか?
場所自体が汚いのではなく、皆さんの使い方が荒いんです。トイレットペーパーや便座カバーが床に散乱していたり、床が怪しい液体でぬれているなんて日常茶飯事。

アメリカ公衆トイレ事情

一番厳しいのは、大がそのままトイレに残っている、もしくは床に散乱していることです。
たまにならそういうこともあるかと思えますが、一日に一回の確率で遭遇してしまいます。ですので、トイレに入って大便器個室の扉を開けるときはちょっと勇気が要るかも。

アメリカ公衆トイレ事情

なぜ流さないのか? 最初はアメリカ人の一部は怠慢なので、流すのも面倒くさい、もしくは他人のことなどお構いなしの人たちのせいだと思っていました。

ところが、ここにアメリカ独自の、理由の良く解らない思想をお持ちの方たちが深く関わってきているんです。

なんでも、環境保護者達の一部で、トイレを流さないことによって環境破壊を防いでいる、と主張する人たちがいるのです。その人たちによると、なんでも汚物を流すことによって川は汚れるし、水がもったいないから流す回数を少なくすることによって環境破壊を守るのだそう。
しかし、結局次に来た人が掃除の人に流されてしまいますし、流さないでこびりついてしまった分は余計に洗剤などを使って洗わないといけないので、意味がないどころか逆効果だと思うのだとおもうのですが・・・。
そこのところを、トイレで待ち伏せして発見した流さない人に突撃インタビューしたところ、「うるさい」といって突っぱねられてしまいました。


環境保護は素晴らしいのですが、もうちょっと目先のことだけでない、合理的な方法で実行してもらいたいものです。



タカハシ


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