●更新日 02/15●

働く人の憂鬱シリーズ〜看護師の憂鬱〜


今回の憂鬱シリーズは、読者の方から記事にしてほしいとのリクエストがあった看護師さんです。
病院という誰もがお世話になる場所で働く看護師さん。白衣の天使なんて言われているけど、きっと憂鬱はあるはず!?

看護師の憂鬱
ということで、都内で働く看護師さんにインタビュー!!



まず、看護師になったきっかけを教えてください。
中学の時に参加していた地域のボランティアがきっかけですね。
そこで障害児と接する機会がありまして、その時『将来この人達の力になりたい』と思ったんです。

障害児ですか?病院には障害のない人々もたくさん来ると思いますが…
はい。最初は養護学校教諭になりたかったんです。
ただ、将来のことを何も考えず理系の学校に進んでしまったので、それ以外の職業で障害児と接する仕事を探して看護師にたどり着きました。
実は、女で一つで稼いでいくのには、この仕事かなぁってのもありましたけど(笑)

では、仕事の内容を簡単に教えてください。
医師の指示の下に、治療の管理。点滴や検査の介助。
あとは生活の介助ですね。身体が不自由な方が多いので、食事や排泄の介助を行っています。

大変そうですね。看護師になってよかったことは?
患者さんに感謝されるところですかね。直接『ありがとう』なんて声をいただける職業なんて、なかなか無いと思います。
あとは、収入ですかね(笑)普通にOLをやっている人よりはいいですよ!

大変なことは?
人間とダイレクトに接する職業なので、とても気は遣いますね。どんなに苦手な性格の患者さんがいても、接しないわけにいかないので…。それが憂鬱な時もあります。
あとは不規則勤務ですね。固定の休みが決められてるわけではないし、夜勤もある、体力勝負な部分も結構あります。

患者さんにまつわるエピソードや、仕事をしていて困ったことを聞かせてください。
たまに患者さんに殴られる事があるんですよ。アルコールの入ってる方や、パニックをおこしている方、認知症の方など…。仕方ないとはいえ、痛いし困ります。
他には、女性の多い職場なんですが、仕事によっては男手が欲しい時が多々あります(重たい荷物を運ぶ等)。でも男手がないので、自分達でやるしかない。それに伴って、筋肉がだいぶ付きますね。たくましい身体になってしまうので、女としてはちょっと困りものです。

ズバリ、この仕事の魅力は?
一番は、病気にかかった患者さんが良くなって退院していくという治癒の過程が看れるところですね。その人の家族以外に、病気になった苦労と身体が良くなった喜びを分かち合えるのはこの職業の特権だと思います。
それと、病気の専門的な知識が身につくので、家族や親類・友達などの相談にのる事が出来るってことですかね。

最後に、看護師を目指している読者のみなさんにメッセージをお願いします。
看護師は本当に大変な職業ですが、その分大きなやりがいが得られます。
一緒にこれからの看護を支えていきましょう!

看護師の憂鬱


いかがでしたか?
体力勝負だったり、患者さんに殴られてしまったりと日々大変なようです。
それでも辞めずに続けていくのは、それだけいろんな意味で充実感がある職業ということでしょう!

ちなみに、病院内のスキャンダラスな出来事を聞こうとすると、「いろいろありますよ!ご想像にお任せします」と笑顔でかわされてしまいました。



島 雷鹿


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