●更新日 11/01●
働く人の憂鬱〜玩具メーカーの憂鬱〜
子供達が大好きなオモチャ。 この仕事を始めたきっかけは? オモチャが好きで、なおかつ英語を活かせる仕事だからです。 この仕事の魅力は? 展示会や工場視察で海外に行く機会が多いことです。 ずっと行きたかったイギリスや自分からは行くことがなかったと思う中国まで、色々な国に行くことができました。 この仕事をして嬉しいことは? 子供達がオモチャで楽しそうに遊んでいる姿を見ることです。 逆に辛いことは? 毎日9時、10時まで残業があること、それからクレームです。 ヘンなクレームはありますか? 「“子供が出しっ放しにした”オモチャを踏んでケガをした」というお母さんがいました。 それから別のお客様から「血のついたティッシュ」を送られてきたときは怖かったです。 「お金」目的でクレームをつけてくるお客様もいるのですが、会社では「絶対にお金のことは言うな」と指導されています。 お客様もお金を要求すると「脅迫罪」になることを知っているので、「どうすればいいか分かっているよな?」と決して自分からは言わないんです。 そこで「どうすればよろしいでしょうか?」と聞くと、「バカかお前は!」と言われることもあるのですが、そのときも「バカでございます」と答えます。(笑) 子供がオモチャを誤飲したという電話も多い。 「ビーズ」や「粘土」の誤飲が多いのですが、顔料は体に無害のもの、材料も胃の中で溶けずそのまま出てくるものを使っています。 なので「そのまま出てくるので大丈夫です」と答えています。 先代の社長は本当にそうなのか実際に商品を飲んで確かめていたそうです。 「楽しさ」と「安全性」を追求する為にここまでやる、この頑固なまでの妥協なき姿勢。 子供達がオモチャで楽しく遊べる裏には、こんな頑固な“玩具オヤジ”がいたんですね! ご苦労様です! リ・コウジ |
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