伝説のオカマを知っているか！？

9月29日、新宿ロフトプラスワンで『もっともっと愛を』が開催。
会場は超満員。
このイベントの主役は



“伝説のオカマ”東郷健

今年74歳になる東郷氏は銀行員を経てゲイであることをカミングアウト。
ゲイ雑誌の編集長を務め、著作も執筆。
差別の撤廃、性の解放を訴え続け、『オカマ』という言葉を日本に広めた1人だ。



雑誌のグラビアが猥褻だと逮捕されたこともある氏は雑民党を結党し、衆院選等これまで計14回選挙に立候補。
NHKの政見放送では、放送禁止用語や「チンチン」を連発する名演説を披露。
選挙公報に掲載した

オカマ、パンパン、妾、ホステス、サド、マゾ、レズと差別され区別されているあなたへ送る愛の詩。

もしもあなたが異常者と呼ばれ
変態扱いされるのなら
私は言おうあのロッキードの黒幕達に
平気で嘘を言っている
お前たちこそ異常だと
さあズボンのチャックをひきずり下ろせ
戦争にまつわる資本家共に向かって
君の銃口を立てて発射せよ

等の名文句の数々も含め、一部で語り草になっている。



また映画『雑民の詩』や72年に劇作家の寺山修司とアルバム『薔薇門』を制作。
『薔薇門』はCDとして復刻され、若者からも支持を集めている。

SM小説の巨匠・団鬼六氏とは関西学院大学時代の同級生。
しかし、50年の付き合いになるという団氏すら真相を知らない永年の謎が東郷氏にはある。
イベント中、団氏が切り出した。



「なんでオカマなのに子供がいるの？」

“伝説のオカマ”東郷氏、実は妻がおり、一男二女の父親でもあるのだ。
ついに氏が真相を語った。



「銀行に勤めていたときの上司が扇千景（参議院議長、元宝塚女優）の父親で、私の手を握ったりデブだけどホモっぽかったのよ。それで私も扇千景みたいな娘が欲しくなったの」

「正直に生きることが大事」と語る氏は扇千景参議院議長の父親の印象まで正直に語ってくれた。
来年もイベント開催の計画があり、今だ現役バリバリの東郷氏。
まさに生涯ゲイ役だ。



リ・コウジ