●更新日 10/07●
働く人の憂鬱シリーズ〜古着屋さんの憂鬱〜
音楽と古着屋の街として若者に人気の高円寺。 古着屋を始めたきっかけは? 8年前、何かお店をやろうと思って一番自分にできそうなものが古着屋でした。 それから古着屋になると『古物商』の免許が取れるのも、個人的に楽しそうだと思ったからです。 この仕事の魅力は? 普通に店を開けて椅子に座っていれば、お客様から来て頂いて、いくらかの収入になることです。 この仕事をして嬉しかったことは? “高円寺一やる気のないお店”と呼ばれるくらい宣伝をしないのですが、周りが盛り上げてくれたことです。 当時雑誌『Zipper』のカリスマ読者モデルだったえみんこさんや漫画家の駕籠真太郎先生が1日店長やオリジナル商品の委託をしてくれました。 逆に辛いことは? 訪問販売やヘンな人がよく来ます…。 ヘンな人とは? 突然、私の電波を受信したという男の人が来て 「二人の電波を合わせれば最強の電波伝説が作れる」 とプロポーズされたんです。 そして、その男の人は暫く話をすると今度はラジオ相手に話し始めたのです。 そうしたら不思議なことにラジオの司会者が話す話題を、司会者が話し始める前に話したのでビックリしました。 そして、古着の仕入れ、販売以外にこんなことも。 古物商は毎年、警察で講習があります。 特に質屋や中古車屋には盗品が流れてくる可能性があるので、盗品を売りに来たらすぐ警察に通報できるよう盗品のリストを渡されるのです。 そして「警察に通報しろ」という意味の暗号を作るように指導されます。 例えば「お客さんに昆布茶をお出しして」と言ったら、店員が通報するという感じにです。 こちらでは幸い今まで『昆布茶』を出したことはないそうです。 それにしても品物だけでなく、犯罪摘発にも目を利かせているとはご苦労様です! リ・コウジ |
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