●更新日 10/02●

目撃!社会主義国家的祭り


大きな変化と発展を続ける中国。
中国は今でも共産党独裁の社会主義国家。
ただ90年代初頭まではあった、重く冷たい曇り空のような社会主義の雰囲気は皆無。
思わず、ここが社会主義国家であることを忘れてしまうほど。
資本主義国家育ちの共産趣味者の贅沢な楽しみだった社会主義国家の空気は更に貴重になっている。

そんな社会主義国家の空気を求め安徽省淮南市(わいなん市)へ。
豆腐発祥の地・淮南市が毎年開催している『豆腐文化節』なるイベントの開幕式があるのだ。
田舎のまちおこしイベントの一つにも関わらず、TV中継を入れ、スタジアムで盛大に行われる開幕式。
また国内の人気歌手も多数招聘されており、共産党の強大な権力を感じることができる。



会場に到着すると人民解放軍公安も出動している。
これは期待できるぞ!
興奮を抑えながらスタジアムに入る。
場内は開幕式のプラチナチケットをゲットできた数万人のラッキーな市民達で超満員。



そして、この地方の権力者の方々も勢揃い

厳かな国歌斉唱、派手な花火。
一寸の狂いもない労働者を讃える完璧なダンス。
笑顔が微動だにしない子供達のダンス。
歌唱力抜群の歌手。



この完全実力主義のラインナップ。
規模では北朝鮮の『アリラン』に劣るが中々の社会主義ぶり。

久々に社会主義の空気を満喫できると思ったがやはり中国は変わっていた。
横暴だった公安は、記者の席を横取りした人を怒鳴りつけて追い払うという親切さ。

以前は立ち見厳禁でビヨークのライブも座って観ていた中国人。
しかし今は立ち見どころか



椅子の上に立つのは当たり前。

威圧感タップリの警備も最初こそは真面目に場内を取り締まっていたが、時間が経つと


▲だりーなー

やる気なし。

色々な意味で中国は変わり続けている。
しかし中国がどう変わろうとも


▲『豆腐文化節』のコンパニオン。日本人の印象は「清潔感があります」

彼女のような純朴な中国美女がいる限り日中友好!



リ・コウジ


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