●更新日 07/29●

ゲイのバイブルが復刊!


1971年に創刊された伝説のゲイ専門誌『薔薇族』をご存知だろうか?

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編集長はゲイの世界の“生きる伝説”伊藤文学氏(実はノンケ)。

長年ゲイ達に愛されてきた『薔薇族』は、04年に廃刊。
ファンに支えられてすぐに復刊するも、05年に二度目の廃刊。

伊藤文学史は二度の廃刊に関して、インターネットの普及により、ゲイ同士の『出会いの場』としての役割を奪われたことが原因と分析する。


しかし8月、奇しくもそのインターネット販売という形で、“同性愛者のバイブル”が三度目の復刊をする。

仕掛け人は新進のゲイサイト『日刊ゲイ新聞』編集長・藤巻拓哉氏。

「ゲイの世界を盛り上げる為に『薔薇族』は欠かせないんです」(藤巻氏)

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今回の『薔薇族』の内容は、読み物が盛りだくさん、文章を中心にした構成。
初期『薔薇族』を意識した“原点回帰”路線だ。

「映像や写真ではない、文章ならではのジワリジワリくる、イマジネーションを掻き立てられるエロを堪能してほしい」

オールドファンには堪らない、新しい世代には新鮮な内容ではないだろうか。
かつて三輪明宏氏との対談を実現させた ことでも知られる『薔薇族』、今後の目標を伺った。

「某芸能事務所社長Jさん、假屋崎省吾さん、KABA.ちゃんに是非登場して頂きたいです」

残念なことに名物の『文通コーナー』はなくなったが、そこは“過激な仕掛け人”の藤巻氏

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▲藤巻拓哉氏、微妙に内股

「イケメン男を籠に入れてオークションする」
等の読者限定サービスを企画中。



実は『薔薇族』、なんとオーストラリアでは『外国文学』として国立図書館に全号所蔵されている。
つまり世界に認められる可能性を秘めた日本のゲイ雑誌は『薔薇族』だけだという。
今回の『薔薇族』復刊を起爆剤に日本のゲイの世界を盛り上げ、更には
「2丁目に『ゲイの殿堂』を建設したいです」
と藤巻氏は語る。

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▲2丁目にある建設希望地(?)

現在74歳の伊藤氏も「これが最後のチャンス」と、『薔薇族』復刊にあたり気合十分だという。



種は蒔かれた。

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▲復刊第一号より

果たして禁断の薔薇は再び大きく花開くか?!



リ・コウジ 写真


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