●更新日 07/21●

本当は何が起ったか?


場所はブロンクス、ニューヨーク市の中でも最も治安が悪く犯罪率の高い地区。
観光客で通る人など、まずいない地域。
この街ならさほど珍しいことではないのだが、警官と黒人犯人による発砲事件があった。

しかし、ある事から、社会騒動に・・・。
なぜなら、警察と目撃していた一般市民との間に埋まりきらない差異があったから。

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事件は深夜午前2時の週末に起った。20代の黒人が小さな店に入りお金を奪い逃走。
事件は深夜午前2時の週末に起った。20代の黒人が小さな店に入りお金を奪い逃走。


目撃者の証言によるとジーンズのジャケットに野球帽をかぶっていた。
目撃者の証言によるとジーンズのジャケットに野球帽をかぶっていた。


駆けつけた警察は犯人を捜すために、目撃者から聞き出した特徴をメモしブロンクスの町を捜索。
駆けつけた警察は犯人を捜すために、目撃者から聞き出した特徴をメモしブロンクスの町を捜索。


警察は直ぐに犯人らしき人物を発見。黒人、ジーンズのジャケット、野球帽。深夜の町をただふらふらと歩いている。警察は彼に近付き職務質問。彼は質問に答える前にズボンのポケットから9mm銃を取り出し警官一人を撃ち逃走を試みる。撃たれた警官と一緒にいた3人の警官達は一斉に銃を抜き犯人らしき人物を射撃。
警察は直ぐに犯人らしき人物を発見。黒人、ジーンズのジャケット、野球帽。深夜の町に他の黒人達と同じように道端に立っていた。何人もの警官がパトカーから飛び降りてきて、そこに立っていた若者に次から次へと罵声を浴びせていた。銃の音が聞こえたがどこから聞こえたかは解らない。いきなり警官達は銃を腰ベルトから抜き若者を撃った。



写真
真実はどちらのストーリーに?


撃たれた警官は病院で手当てを受け帰宅。同じく撃たれた若者は意識不明の重体。そして彼は店で起きた強盗犯ではなかった事が判明。

しかし、身分証明できるものが何もなく、彼が誰なのかはまだ判っていない。そして本当の強盗犯人は未だに逮捕されていない。

黒文字は警察発表の事件内容。青文字は事件を目撃した一般市民からみた事件内容。

このような事件はほとんど毎日起っている。
その度に黒人達は人種差別だと抗議し、警察は正当防衛だと主張する。一つの事件に2つのストーリー。

人種差別と正義と悪が入り乱れるこの世の中、真実は隠れてしまう事が多い。

あなたには本当は何が起ったか判断できますか?

そしてまた、どちらを信じますか?



MAYU


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