●更新日 07/16●

♪ファミコンバンドを知ってるかい?


7月9日。松戸市民会館にて、ファミコンバンド(FCB)のライブが行われた。FCBとは、ファミコンのゲームミュージックを数十人編成のビッグバンドで演奏するバンド。回を重ねるごとに観客が増えていき、昨年10月に江東区文化センターにて行われた前回(7th)は500人超のキャパの会場で入場制限を行わざるをえなかったほどの盛況ぶり。『FCB8th〜の栄光〜』と銘打たれた今回のライブも、早い段階で予約でいっぱいになり、ライブ当日は当日券を求める人で早い段階から列が出来ていた。

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開場数時間前より当日券を求めて数十人が列を作っていた

今回の会場の収容人数は1200人以上だったが、満員御礼状態!

最初の場内アナウンス「携帯電話はマナーモードにお切り替えの上、ご飲食・ご喫煙はご遠慮ください。ゲームはOKです」にて早くも爆笑が起こる。

ライブは3部構成で、1面(第一部)はビッグバンドにてグラディウスや任天堂メドレー、ナムコメドレーの演奏。2面はさまざまなファミコンの曲を少人数の編成にて演奏。3面は信長の野望とゲームボーイの魔界塔士SAGAをフル編成のバンドでシンフォニックに展開するというもの。随所に演奏するゲーム画面の再現の寸劇が行われるが、これがまた素晴らしい。

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 昔なつかし「♪ファミコンウォーズがで〜るぞ〜」のCM画面再現

特に2面はイーアルカンフー、いっき、SPY vs SPY、ドラゴンバスター、ファミスタ、キャプテン翼、etc…と、これでもか!といわんばかりにマニアックに畳み掛けてくる再現シーンと演奏に場内は大爆笑。

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     「カラテカ」のあの"礼も"忠実に再現!!

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「ハイパーオリンピック」はもちろん"殿様バージョン" お約束のフライングも再現していた

中でも圧巻だったのは「燃えろ!! プロ野球」の再現シーン。燃えプロといえばバントホームランがあまりにも有名であるが、それ以外にも初期の黒カセットのときにはファールの後はどんなクソボールを投げてもストライクになるというマニアックなネタや、打席に向かう途中で画面が切り替わるときにBGMに一瞬タイムラグが生じるところがあるところまで演奏で完全再現しているというこだわりぶり。

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     赤鬼ホーナーの「伝説のバントホームラン」!

その超マニアックなネタを観客がちゃんとわかって笑っているというところに恐ろしいまでの会場の一体感を感じた。きっと観客全員が「嗚呼、なんで俺はあのときファミスタじゃなくて燃えプロを買ってしまったんだろう」とか「ホーナーが打率.467でHR60つーのは」とか「ヤギの走力が10だったのは何故だか未だに謎だ」とか思っていたことだろう。

また、「マイクタイソン パンチアウト」の再現シーンではファミ通でおなじみみずしな孝之先生がセコンド役で登場!
(ちなみにコミックス「いい電子」の4巻・6巻にそれぞれ6th 7thのライブレポ漫画あり)


みずしな先生は、最後のアンコール曲「スペランカー」のときにもゲストとして打楽器を演奏。そしてライブは衝撃のクライマックスへ……。

ファミ通「いい電子」でもライブレポートが描かれるとのこと。要チェック!



Taka


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