●更新日 07/10●

PK決着の激闘制しイタリアが4度目の優勝!


決勝
イタリア vs フランス
   1 − 1 
(PK 5−3)


厳しい暑さの中、ベルリン・オリンピア・シュタディオンは特別セレモニーを殆ど無視したようなフランス・イタリア両サポーターの応援合戦で、試合前から大いに盛り上がる。


今大会一番の大歓声で迎えたキックオフ早々の6分、フランスはエリア内でマルーダがマテラッツィに倒される。これはシミュレーションかと思われたが、主審の判定はPK。

PKキッカーはジダン。ループを狙ったシュートはパーに当たりながらもゴールラインを割り、フランスが先制点を奪う。

しかし19分、イタリアはピルロの右FKをファーサイドで待っていたマテラッツィがヘディングシュートを決め、すぐに1−1に追いつく。


同点で折り返した後半、序盤はフランスが押す展開が続くものの、両チームともに次第に運動量が落ちていく。

終盤は前線で動きの止まった状態が続き、両チーム決め手を欠いたまま後半の終わりを告げるホイッスル。
決勝戦は30分の延長戦に入った。


延長前半はいい形でイタリアゴールを脅かしていたフランスだったが、延長後半5分、プレーと無関係の場面でジダンがマテラッツィの胸板に渾身のヘッドバット!

このあまりにも悪質なファウルでジダンは一発退場となり、表彰式にも出られない最悪の形で現役生活の終焉を迎えた。


フランスサポーターからのブーイングのボリュームが上がる中、一人少ないフランスをイタリアは攻めきれない。
結局延長30分を終えても決着つかず、PK戦に突入。


トレゼゲがバーに当てて外したフランスに対し、イタリアは全員がしっかりと決め、今大会最後の64試合目となった決勝戦に遂にピリオドが打たれた。


1ヶ月に渡り熱戦が繰り広げられた18回目のワールドカップは、イタリアの24年ぶり4回目の優勝で幕を閉じた。


2006 FIFAワールドカップドイツ大会
優勝:イタリア
準優勝:フランス
3位:ドイツ
得点王:クローゼ(ドイツ)




ヤマダ


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