●更新日 06/26●
絵に騙される
盗作疑惑や、大物画家の未発表作品発見など、絵画が話題になることは、
昔からよくあります。
つい最近も盗作疑惑が話題になりましたが、芸術でも記事でも人を騙すのは、
よくないこと(犯罪)です。
ところが、絵画の世界には、始めから人を騙す事を目的に描かれた絵が多数存在します。
だまし絵です。
この絵をよく見てください。
レオナルドダヴィンチが自画像を描いている所のように見えますが、
馬にまたがっている人を描いているようにも見えます。
視覚的に人を騙す不思議な絵、これがだまし絵です。
そんな、人を楽しく騙す『だまし絵』だらけの美術館があると聞いて、
京王線高尾山口駅近くにあるトリックアートを取材に行って来ました。
普通にこの写真だけを見ると、鳥の像に話しかけているただの変わった人ですが、
実は壁に描かれているただの絵です。
くちばしに触っているように見えますが、実際には何も触っていません。
変わった人ではなく、立体的に見せる為の演出なのです。
映画「ローマの休日」のワンシーンを思い出すこれも、もちろん絵。
僕もとりあえず「真実の口」に手を入れてみました。
嘘をついてもつかなくても、びっくりする仕掛けになっています。
仕掛けが何なのか、それは秘密にしておきますが、正直者まで平等に驚かす所はやはり偽者。(笑)
僕の首から下が消えてしまいました。
ちょっと考えれば仕掛けはわかりますよね!?
(ヒントはマジックなどでありがちな方法です)
まさに、子供から大人まで楽しめる『だまし絵』の世界。
盗作の絵で人を騙すのは犯罪ですが、これならOK!!
いい大人も、いつの間にか子供の心に戻って楽しんでしまいます。
ただ、
1人で行ってもむなしいだけなので要注意!!
です。
島 雷鹿
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