●更新日 06/19●

日本、首の皮一枚繋がったスコアレスドロー


グループF
日本 vs クロアチア
 0 − 0



もはや状況説明は不要の日本の第二戦。注目されたスタメンは川口、加地、中澤、宮本、三都主、福西、中田、小笠原、中村、柳沢、高原の11人。
ニュールンベルクは今日も暑いが、それを踏まえた上での試合運びと、そしてどんな形であれ勝利が求められる。


最初のシュートは前半5分のクロアチア。クラニチャルがミドルシュートを放つが、これは川口の真正面。
日本も16分にチャンスを得る。加地が右サイドからするすると抜け出しクロス。しかし詰めていた小笠原には合わずシュートまで持ち込めず。

そして22分、日本は最大のピンチを迎える。
宮本がエリア内でFWプルショにバックチャージでイエローカードとPK献上という最悪の状況に。
しかし川口、MFスルナの右へのシュートを横っ飛びでブロック!

続くCKもクラニチャルのシュートはサイドネットでゴールならず、日本はディフェンスにギリギリのところで踏ん張りを見せる。

ここまで川口の活躍が光っていたが33分、加地のバックパスを受け損ね、あわやオウンゴールという場面を作ってしまう。
さらに川口は42分、ゴールキックの際に三都主に声を掛けに行き、これが時間稼ぎの扱いとなりイエローカード。
日本は良くも悪くも川口が目立つ場面が多く、前半は中田のミドルシュートなど見せ場も作ったが0−0で折り返す。


日本は後半開始から福西に代えて稲本を入れるが、ゲームプランの大きな変更はなし。

最大のチャンスは6分。加地と高原のワンツーから、加地がエリア内に切れ込んで打ったシュート気味のクロスを柳沢がフリーで受ける。しかしシュートはまさかの枠の外。

これを外されてはスタジアムの半分を埋めた日本サポーターもやり切れない。

ここからクロアチアが攻める場面が続くが、シュートがことごとく外れるという日本にとってはラッキーな展開に。

16分、柳沢と玉田が交代し、足が止まり始めた前線の活性化を図る。
しかしこの交代では局面を打開するには至らず、時間の経過とともに目に見えるように体力を消耗していく。
後半から投入された選手を含めたフィールドプレイヤーのあまりの動けなさに、簡単なパスの受け手を捜すにも苦労していた川口の檄が何度も飛ぶ。

劣勢が続く中、33分にワンタッチパスから玉田が惜しいシュートを放つが、これ以降はクロアチアの攻勢を凌ぐのに手一杯。

40分に高原に代わった大黒がピッチに入る頃には、もはや日本の選手たちに走る力は残っておらず、得点の匂いを全く感じさせないままタイムアップ。
それでも何とか勝ち点1を手に入れて、最終節に一縷の望みを繋いだ。


1次リーグ最後の対戦相手は前回王者ブラジル。イバラの道だと解っているが、2点差以上の勝利を求めたい。



シェリー


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