終わらない昼ドラ

子供を学校へ送り出し、朝食の後片付けや掃除洗濯も終わりホッと一息つくお母さん達。
テレビのスイッチを入れ、お気に入りのゴッシップショーやバラエティーショーを見る。でも一番の人気は昼ドラ。愛憎ぐちゃぐちゃになればなるほど人気が出るといわれている。日本でも「真珠婦人」「牡丹と薔薇」などが人気だったのは記憶に新しいと思います。

アメリカのお母さん達も同じで、愛憎ぐちゃぐちゃほとんど信憑性のないストーリー内容の昼ドラがソープオペラと呼ばれ大人気。ソープには最終回が決まっていないのが特徴。人気があるかぎりいつまででもショーは続く。人気が落ちると無理やり最終回になってしまう。

20年以上続いているショーなどはオリジナルキャラクターはすっかりお年寄り。次から次へと新しいキャラクターが追加されます。ただ言えることは全員、男も女も美形！歯なんて輝くほどに白いし、誰にも無駄な脂肪がない。

毎回見なくても大体のストーリーがわかってしまうほどの内容の上、わざとらしいほどの笑顔にオーバーリアクション。見ていて恥ずかしくなる程。それでも大人気のソープはローカル局だけでも全てのお昼時間帯を占領。ソープオペラ専門局まであります。


　　アメリカの有名テレビ局のお昼の時間帯は全てソープオペラ



　　ソープオペラ専門の雑誌



日本でも人気のメグ・ライアンもソープ出身


どのストーリーでも純愛は絶対存在せず存在してはいけない。秘密の恋、女同士の激しい争い、嫉妬、隠し子、殺人、誘拐、自殺未遂、偽造殺人、偽造結婚、復讐、その他現実にはなかなかなさそうなものばかり。

例えば

結婚してゴージャスな生活をしている美しい人妻。道ですれ違った小麦色の肌の流し目な男と恋に落ちてしまう。実はこの男、生き別れになった兄弟で旦那のライバル病院のトップドクターだったり有名な弁護士だったり。そして男は、実は密かに彼女の事を知っていて全ては想定の範囲以内だったりする。今まで隣人だと思っていた人物が実は生き別れた兄弟の親だと言い出し、さらにもう一人悪魔のような子供がいたりする。驚く事に2，3年前に死んだと思われるキャラクターが実は死に切れず、記憶喪失になって戻ってきて、人妻の旦那と恋に落ちたり落ちなかったり。


という内容。ホントに。毎回のストーリーはきっちり終わらず、どうとでもストーリーを変えれるようなエンディング。その他いきなりカーチェイスや爆発が起りスリル満載。

終わらない昼ドラ、ソープオペラ。
世の中に“女性”が存在する限り人気は不滅！なのだそうです。



MAYU