●更新日 06/03●

大阪の裁判所はヤバい


裁判に関することなので宣伝をひとつ。

6月11日(日)に大阪で「お笑い裁判の歩き方vol.2」というライブを行います。
会場は、あの大阪城ホール
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…の倉庫、ウルトラマーケット。

流石に大阪城ホールはないね。
14時開演になってます。
で、翌日6月12日(月)は名古屋のTokuzoにて「お笑い裁判の歩き方」。
19時半スタートなんで、お暇な方は傍聴しに来てくださいな。



ってなわけで、2週にわたってOCSの話。
“OCS”ってのは、大阪地方裁判所のことです。
USJみたいな感じで、オレはこう呼んでいます。
写真

お笑いの街・大阪にある裁判所だから、裁判所の中の売店からして面白い。
弁当やらお菓子など普通の品揃えの売店の壁には、映画のポスターがベタベタと貼ってあるんですよ。
それも「トレイン・スポッティング」とか「タクシードライバー」とか。

写真 “麻薬常習者”の意味だそうです。
写真 闇ルートから銃を手に入れます。

同じ建物内で、覚せい剤取締法違反や銃刀法違反の裁判をやっているというのに。

裁判所で映画のポスターを買う人がいるのかと思って、
「ポスターって売れてますか?」
と聞くと、
店員「これ、売り物ちゃうんですぅ」
だとさ。勝手に貼っちゃってるわけ。

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さらに、その売店の入り口には、アニメのフィギュアが乱雑に重ねてつんであるんですよ。
しかも、ルパン3世やらデビルマンやら。
なんで、裁判所内に泥棒と悪魔の人形があるの?
笑わせようとしてるんじゃないのかと勘ぐっちゃうでしょ。

写真

それでまた質問です。
「このフィギュアって…」
と、言いかけると、
店員「それも売り物ちゃうんですわぁ」
と、一蹴されました。
なんか、自由な売店だよな。
これぞ、OCS!


しかし、これは去年までの話。
今年の2月にOCS行ったら、なんとポスターもフィギュアもなくなってました。
オレが雑誌で書いたり、ラジオで喋った影響なのか(思い上がりか?)
ちょっと残念です。

で、また店員に質問です。
「去年来たときに、ポスターとかフィギュアとか置いてたと思うんですけど」
店員「きれいにするように言われまして…」
と、さびしげな顔してました。
裁判所内でも問題になってたわけだ。

でも、店員のスピリッツはちゃんと残ってました。
店先のワゴンに賞味期限間近のお茶が安く売られてたんだけど、そこに書いているポップが、

――この商品、3月8日までの命につき

売店が死刑判決下しちゃってるんですよ。


売店だけで、これだけ強烈なんだから、実際の裁判と来たら…。
ということで、次回はOCSの裁判の話。
なので、次回まで休廷!



阿曽山大噴火 写真


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