●更新日 02/03●
駅のキオスクで密造酒販売疑惑!?
毎年、解禁日が話題になるお酒はボジョレー・ヌーボーだけではない。
一部の筋金入りの酒好き達が毎年、解禁日を楽しみにしている、ある酒がある。
『雪っこ』
活性原酒と呼ばれる酵母や酵素が活きている状態の酒。
冬季限定商品で味は甘くトロリとしている。
彼らから熱狂的に支持されている『雪っこ』には謎がある。
それは都内ではJRの一部のキオスクでしか販売されていないということ。
そして彼らの間ではこんな噂もまことしやかに囁かれている。
「あれは絶対にどぶろく」
どぶろくとは簡単に説明すれば製造の過程で濾過をしていない違法のお酒。
確かに中味は白くどぶろくに似ている。
白い濁酒は他にもあるが、『雪っこ』はアルコール度数も20度と他のものより高い。
製造元、岩手県の酔仙酒造に聞いてみると
「『雪っこ』はちゃんと最後に濾過をしている清酒です」
実は発売されて30年以上になる隠れたロングセラー商品だったのだ。
担当者曰く、かつて多くのメーカーが活性原酒を発売した時期があったが、酵母が生きている為炭酸ガスが発生し栓が勝手に飛ぶ事故が多発、総スカンを喰らった。
そこで、どぶろく風の味を楽しめ、なおかつ安全なお酒の開発に挑戦し生まれたのが『雪っこ』なのだという。
なので確かに味はどぶろくを意識したもののようだ。
期間限定なのはお酒の持つ季節感を大切にしているからとのこと。
その為に普段忘れられてしまい解禁されても小売店がそれに気づかない為、販売している店も少ないそうだ。
しかし毎年ファンから解禁日についての問い合わせがあるという。
酒類総合研究所に聞いてみても
「普通のお酒とどぶろくとで分けるとしたら、どぶろく寄り」
という、どぶろく風清酒『雪っこ』。
酒好きの人はチェックしてみては如何だろうか?
しかし飲みすぎには注意。
筋金入りの酒好き達は『雪っこ』についてこう語る。
一杯飲めば満足
二杯飲めば天国
イメージ協力濃厚バンデラス
三杯飲めば地獄…
li kouji
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