●更新日 12/23●

ニセモノを売る女とそれを道端で買う男


前回の場所から程なく近い所で、手にチラシを持った怪しげな女性達を発見。
最近流行っているメイド喫茶か何かのPRか?


我々はしばし静観することに。

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すると1人のサラリーマン風の男性が足を止めて、女性から話を聞きはじめた。

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しかし、彼女達は一体何者なのだろう?



すると次の瞬間!


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男性「じゃぁ、コレちょうだい!」

女性「アリがトこじゃぃマス♪」



…。


なるほど、アチラの方でしたか。




見ていた限り、何かの売買が成立したように見える。
しかし、女性の手には紙(チラシ)しかなくブツらしきものは一切なし。
一体何をサバいているのだろう?


その答えは、別の女性に目を移した時に判明した。


結論から言おう。
女性たちが売っているモノ。


それは違法コピーしたパソコンソフトだ。



販売の流れは以下の通り。


女性がチラシを配って客を捕まえる
     ↓
客がソフトを注文する

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     ↓
注文を取ったら、近くにいる仲間(男性)を呼ぶ
     ↓
男性が商品を持って来る

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▲黒の上着の男性(3人の1番右)の左手にはしっかりと商品が

当局による違法コピーソフトの取締りが強化され、以前のように露店で堂々と販売する事が少なくなった。
しかし、裏ではこのような方法で売買されている。
それも正規品を売っているパソコンショップの目前で堂々と。


パソコンショップの店員に話を聞いてみた。

──店先でチラシを配っている女性達なんですけど、いつも居るんですか?
  「いえいえ、警察とかが巡回に来た瞬間どこかに消えちゃいますね(笑)」
──では違法コピーソフトを販売しているのはご存知でしたか?
  「はい!透明のジュエルケースに入ってて盤面がすべて真っ白ですから」
──あの人達は日本人じゃないですよね?
  「そうみたいですね!女性を使うところが絶妙なんじゃないでしょうか」


秋葉原。
最近では、性風俗の穴場としても知られてきている。

ならば、客引きに外人女性を使うのも確かに理にかなっているかも。


「違う意味で詐欺行為です」



なるほど。



特捜班


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