●更新日 12/11●

歩けば儲かる公務員の不思議


残業手当、危険手当など、様々な手当てが世の中にはあるが、公務員の手当てには思わず『何で??』と首を傾げたくなるものも存在する。
その一つが通勤手当と言う名目の『徒歩通勤手当』

大阪府下では実に33の市のうち、16の市で徒歩通勤者に手当てが支給されており、富田林市の徒歩通勤の職員64人には一律1,000円/月が支給されている。
年間では合計768,000円ということになる。

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 ▲この足に毎月千円(富田林市役所前にて)
自転車にいたっては車と同じ扱いなので、距離に応じて最高2万2000円が支給される。

街の人々は
「ええ、信じられないですね」
「僕なんか通勤手当が欲しくて、歩いてごまかしたりしてるのに……」

と、この事実に対して、不満を隠せない様子。
勿論、この手当ての出所は我々国民の税金である。
中には、
「国は借金を山ほど抱えているのに、どうして私達の税金が徒歩通勤の公務員に支払われなきゃいけないんだ!国が困った時の金の出所は我々の税金なのに、いつも国民は尻拭いばかりだ 」
と声を大にして訴える人もいた。

当の公務員は手当てについてこういう。
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    ▲コメントした現役公務員
「私は手当てとか申請が面倒臭くて貰ってませんけど、他の人たちは貰ってるみたいですよ、その人たちはもらった手当てを酒代にする人もいますし、使い道は様々ですね 」
またこうも言った。
「私達は事務ばかりするだけで憲法とかを決めるのは政治家ですから…、政治家達がこういう制度を作ろうって思って、こういった手当ての数々が出来上がってしまったんですもんね。今この数々の手当てについては見直しがされているのでそのうち、交通費以外などは無くなっていくと思いますよ 」
と、いささか頼りないコメント。

公務員の手当て、それはお役所体質の良い例かもしれない。
来年は、いくらの税金が徒歩通勤者の手当てとして消えるのだろうか……。
早急な改革を望むばかりである。



huze


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