●更新日 12/09●

マップで撲滅、声かけ事案


大阪府警が、昨今の誘拐殺人事件や誘拐未遂事件の対応策として、
『大阪府下における声かけ事案発生マップ』
というものを作った。

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     ▲大阪中部の発生マップ

このピンク色の丸がついている場所全てで、誘拐未遂事件などが起きている。

11月28日現在、大阪府だけでも、少年少女に不審者が声をかけるという事件が、わかっているだけで118件も起きている。

11月17日に奈良県では小学校1年の女児が誘拐され殺害されるという痛ましい事件が、11月25日には大阪府東淀川区上新庄の路上で女児が自転車に乗って近づいてきた男に腕を掴まれ連れ去られかけるという事件が起きている。

このような事件の防止のために、大阪府警はこのMAPを作ったという。

実際に声かけ事案の届出があった、大阪のとある地域に行ってみたのだが
そこは、
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人通りも少なく

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街灯も少ない。
こういった場所では、誘拐以外の犯罪にも気をつけねばならない。

この近辺に住み、11歳の子供がいるという主婦は
「最近は物騒な事件が多いですよね。以前はスーパーに行っている間など、子供をほったらかしにすることもありましたが、今はいつでも目の届くところに連れているようにしています」
と、不安の色を隠せない様子で答えた。
また、登下校時に送り迎えをする家庭も増えてきていると言う。

大阪府警の職員の一人は、
「地域住民が団結し、登下校中のお子さんをしっかり守る事が事件撲滅の第一歩だと思います。もちろん私たちも、一日でも早くこういった事件を撲滅できるようにがんばります」
と話した。

続発する幼児誘拐事件、誘拐未遂事件。
子供たち、親たちが安心して暮らせるよう、一刻も早く事件が撲滅されることを望むばかりである。
これ以上、幼い犠牲者を増やさないために。



huze


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