●更新日 09/27●
日本のアジア釜ヶ崎
ここは「釜ヶ崎」。
日本最大のスラムである。
路上生活者の皆さん(失業率約90%!)
実は釜ヶ崎とは正式な地名ではない。
大阪市西成区の路上生活者や日雇労働者が多く居住する地域の俗称で、現在は「あいりん地区」と呼んでいる。
暴力団、麻薬がはびこり、差別され、最低限の生活さえ保障されず、しょっちゅう暴動が起こる町である。
大阪中心部にあり、周りの地域の社会構造の変化など、もろもろの要因により生まれたいわば「社会の隙間」といったところか。
日雇い労働者
町の雰囲気が周りと比べて明らかに違う。
汚れていて、薄暗い印象だ。
町に一歩足を踏み入れると、まずえもいわれぬ異臭が鼻腔を貫く。
住み着いた人々が、所構わず立小便をするおかげで、町に近づくと風に乗ってあのアンモニア臭が漂ってくるのである。
雰囲気もさることながら驚くべきものは物価である。
生活レベルにあわせた価格設定であるのはわかるのだが、あまりにも現実離れしている価格にはびっくりしてしまう。
いろんな店舗の人に、安値の理由を聞いてみましたが、一様に同じ答えが返ってきた。
「この地域で値段を高くしたら、商売にならないじゃないか!!」
ハンパなし
最近は随分ましになったとはいえ、この地域はいろいろと悪評が多く、警察官ですら立ち入りを嫌がるといわれている。
無論、警察でも入りたがらないこの町に地域外の人が気安く立ち入るような雰囲気はない。
故にここに店を構えた以上、お客はこの町の住民がほとんどということになる。
そんな中で、高価なものが売れるわけでもなく「客層に合わせた価格設定」ということで、他の地域に比べ「狂っている」ともいえるほどの安価な物価になっている。
働きたくても働くアテがない。稼ぎたくても稼げない。
生活環境は悪化の一途をたどるだけ。
もうこの状況を止めることができないのか・・・。
よいとまけ〜、よいとまけ〜
行政は何もできない。
誰も助けてくれない。
探偵ファイル・八坪
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