●更新日 09/26●

風と共に去った○○


今年、西日本に大きな被害をもたらした台風18号はまだ記憶に新しいところ。
9月7日(火)正午すぎ、18号は広島市内を直撃。最大瞬間風速60.2m、広島地方気象台観測史上最大の数字を記録した。

そして今回この猛烈な「風」と共に去って行ってしまったのが、

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厳島神社の屋根。

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いたるところがボロボロ・・・嵐のすさまじさを物語っている。

「厳島神社」と言えば、平成8年12月に世界文化遺産として登録された、平安時代の歴史的建造物である。
中でも海に浮かぶ「大鳥居」は、世界的に有名であり、毎日国内外からの観光客が後をたたない。

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今年は台風の「当たり年」などと言うと不謹慎だが、この台風18号が7つ目の上陸であった。神社だけでなく郊外の民家の屋根も吹き飛び、強風にあおられ転倒する死亡者も出た。今回は、あらためて「風の猛威」を思い知らされた。

現在、宮島へのフェリーは通常通り運航され、島へ訪れることは可能。
「厳島神社」への参拝は一旦中止されているが、10月からの再開に向け、今も回廊の復旧作業が急いで行なわれている。

「復旧へはどの位かかるのか?」との質問に、神社側は
「わからない。完全に修復するには何年もかかるかも知れません・・・」
と、肩を落とす。国宝や世界遺産であることから、国からの援助もあるが、復旧を願う一般の方からも寄付金が寄せられているそうだ。

それにしても屋根はどこに飛んでいったのだろうか?



探偵ファイル・尾藤



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